くらし

異質な存在感が男心くすぐる、溶岩石のルームフレグランス

ボクらの愛用品 mori

2019.8.28 06:00 更新

重厚感あふれる南フランス生まれのフレグランス〈MAD et LEN（マドエレン）〉

監修・ライター

mymo編集部

mori

ルックスの良さにグッときて、使い心地もバツグン！使うたびに誰かにオススメしたくなる「ボクらの愛用品」。今回紹介するアイテムは、上質な香りとかっこいいルックスが特長のルームフレグランスです。この無骨なメタルポット、セレクトショップなどのお店に置かれているのを見たことありませんか？

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重厚感あふれる南フランス生まれのフレグランス〈MAD et LEN（マドエレン）〉

僕が〈MAD et LEN〉の存在を知ったのは、アパレルショップに入店した際に「この店、いい香りだな」と思ったときでした。ショップスタッフから〈MAD et LEN〉のルームフレグランスを使っていると聞き、棚に飾られているのを見て、そのかっこいい佇まいに惹かれました。

よく見るスティック状のルームフレグランスやアロマキャンドルではなく、天然の溶岩石とメタルポットの意外な組み合わせ。重厚感のある漆黒の佇まいがアンティークのような雰囲気をまとい、控えめながらもどっしりとした存在感を放ちます。

南フランスの人里離れた山村で作られている〈MAD et LEN〉の製品。アロマエキスは花や木、土から香り成分を蒸留抽出し、昔ながらの製法で職人が一つひとつ手作りしています。着色料や香料などの石油成分などは使用せず、天然の香りにこだわり、古いアポセカリー（薬局）と同じように注文を受けてから仕上げるそうです。

ポットに入っているのは溶岩石で、これにアロマオイルを数滴垂らし、香りを染み込ませます。通常の“ポプリ”の概念を打ち破るアプローチですよね。〈MAD et LEN〉の“ポプリ”は溶岩石のほか、アカシアの樹脂（オレンジ色の粒）もありますが、僕はメンズライクでかっこいい溶岩石のシリーズを選びました。

ちなみに、ポットはモロッコの職人によるハンドメイドのもの。金属を曲げて溶接し、削り整えられているそうです。パッケージやラベル、箱もすべて手作業で作られ、このローテクの生産背景も心惹かれるポイントの一つ。忙しい日々を癒す香りは、脈々と受け継がれた伝統技術と丁寧な手仕事から作られているのだなとしみじみ。