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美容にも効果抜群!インド発祥の万能オイル「ギー」とは?

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美容にも効果抜群!インド発祥の万能オイル「ギー」とは?

「ギー」はインド伝統医療法の「アーユルヴェーダ」でも使用される万能オイル。さまざまな効能を持ち、健康はもちろん、美容やダイエット効果も期待できるスーパーオイルとして海外セレブやモデルの間でもブームとなっています。手作りもできて取り入れやすい「ギー」について詳しくご紹介します。

話題の「ギー」が使われるアーユルヴェーダとは?

生活の木

「ギー」とは無塩バターからたんぱく質や水分、糖分を取り除いたもので、純正のオイルを指し、精製バターとも呼ばれています。インドの伝統医学である「アーユルヴェーダ」においては治療でも用いられ、宗教的儀式では神に捧げられることもある神聖なものでもあります。

「アーユルヴェーダ」とは、サンスクリット語の「アーユス(生命)」と「ヴェーダ(科学)」の2つの言葉を組み合わせた「生命科学」という意味で、五千年の歴史があるインド発祥の伝統医療法です。日本ではエステやリラクゼーションの世界でメニューとしても取り入れられています。

アーユルヴェーダでは、「ドーシャ」と呼ばれる体質の要素である「ヴァーダ(空と風の性質)」「ピッタ(火の性質)」「カパ(水と地の性質)」が私たちの健康を支配していると考えられています。この3要素のバランスにより、一人ひとりの体質が決まり、それにより、対処法が異なるのです。

「ギー」は、この「ドーシャ」の中でも「ヴァーダ体質(暑がりで冷え性)」と「ピッタ体質(暑がりで汗かき)」に特に効果的とされています。

なにがすごい?「ギー」の美容効果

オイル

出典元:「PhotoAC」

純正のオイルの「ギー」は美容にも高い効果があるといわれ、マッサージオイルとしても利用されています。ビタミンが豊富なことから、全身に塗ることで肌に潤いを与え、シワを除去したり美白効果があるといわれています。

インドでは傷の治療にも使われており、傷の回復や火傷の治療にも効果的で、傷をキレイに直すことができるといわれいます。また、おでこやまぶたに塗ることで、目や精神の疲労を癒し、安眠にも効果があるようです。

食用としても使えるスーパーオイル!

出典元:「PhotoAC」

「ギー」は、食用としての使用も可能です。発祥の地であるインドやスリランカでは、デイリーの料理用油として広く使われているオイルでもあります。アーユルヴェーダにおいても「食事療法」で使用されています。

「ギー」の魅力はその栄養価の高さにもあります。動脈硬化や老化を防ぐ抗酸化作用を持つとされる「ビタミンA」、「ビタミンE」が多く含まれるほか、蓄積した脂肪を分解、燃焼、抑制する効果が期待される「共役リノール酸」や脂肪の消化を助ける「短鎖脂肪酸」を含有しています。また、ココナッツオイルにも多く含まれる「中鎖脂肪酸」も豊富です。炭水化物のように肝臓に直接取り込まれ、エネルギーとして燃焼されます。

料理での取り入れ方も、普段のメニューに「ギー」をプラスするだけ!野菜サラダにドレッシングとして使うのも良いですし、「ギー」を使って炒めたり、スープなどに隠し味として入れたり、トーストにバター代わりに塗ってもOK!今日からすぐに使えそうですね。

自宅で簡単に手作りできるのも「ギー」の魅力!

バターとへら

出典元:「PhotoAC」
 
 

しかも「ギー」は簡単に自宅で手作りも可能!まず、無塩バターを弱火にかけ、へらでかき回しながら温めます。途中、ブクブクと大きな泡があらわれ、泡が細かくなり、バターが透明になったらギーの出来上がりです。油を濾す紙で濾過し、清潔なビンに入れて常温保存の上、使用することができます。

もちろん、手作りだけでなく、市販されているものを購入することも可能です。ネット通販でもさまざまな種類が販売されていますので、手軽に入手することもできますよ!


食用としても美容療法にもさまざまな効果を持つ万能オイル「ギー」。「アーユルヴェーダ」で長く使われ続けてきたのも納得ですね。健康と美容の新しいアイテムとして、「ギー」のある生活、はじめてみませんか?