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美容と健康を作る秋の味覚、梨の魅力とは

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美容と健康を作る秋の味覚、梨の魅力とは

実りの秋、果物の美味しい季節がやってきました。その中で「百果の宗」、果物の王様ってご存知ですか?これ、実は梨のことなんです。梨は様々な効能が期待できる、漢方の実でもあります。秋の味覚・梨の魅力に迫ってみましょう。

果物の王様、梨のルーツとその効能

梨 

 

梨は中国原産といわれていますが、弥生時代に食べられていた形跡もあり、由来ははっきりしません。奈良時代にはすでに栽培が始まっていたようです。

バラ科の果実で、甘くみずみずしく、シャリシャリした味が特徴です。

ビタミンB類、カリウム、食物繊維、アスパラギン酸、ポリフェノール、クエン酸などを含みます。また、タンパク質を分解する消化酵素を多く含み、消化を助ける役割もあります。中国では漢方の一種として扱われ、疲労回復、気管支・肺の疾患のサポート、解熱、二日酔いの解消に役立つと言われています。

スッキリ甘い味と、多くの栄養素を持つ梨。まさに果物の王様ですね!

フレッシュな梨を求めて梨狩りに出かけよう!

やまんどん

 

福岡は国内有数のフルーツ王国。そんな中で今回は、梨狩りのできる浮羽町のルーツ農園「うきは果樹の村 やまんどん」をご紹介。

「やまんどん」は、一年を通し色々なフルーツが収穫できる農園です。梨は8月~9月初旬は豊水、9月中旬~10月は新高、10月中旬~11月には新興などが収穫できます。

さっそく園内へ。たわわに実った梨があちこちになっています。うっそうとした葉の緑と、梨の黄金色が秋らしい風景です。そのうち一つを選び、上の方をそっと曲げると簡単に収穫できます。

梨は皮に多くの栄養素が含まれるため、むかずに食べるのがおススメ。取れ立ての梨は果汁が溢れるほどみずみずしく、口の中に甘さが広がります。

街中では味わえない、贅沢なもぎたてフルーツ体験はいかがでしょう。

梨園

 

入園料:大人300円、小人200円
持ち帰り:梨 1kg650円

美容と健康に!温めた梨のレシピ

取ってきた梨はそのまま食べてももちろん美味しいですが、火を加えるとさらに複雑な味わいに。

  1. 梨ソースのトンテキ

漬けて焼くだけ!梨の酵素で豚肉が柔らかくなります。

材料(2人分):豚ロース2枚、梨1/2個、醤油大さじ2、日本酒大さじ1

・梨はすりおろし、醤油と日本酒と混ぜる。

・豚肉は筋を切り、すりおろした梨と調味料に漬ける。そのまま1時間。

・フライパンを熱し油をひき(分量外)、梨・調味料を取って肉を焼く。

・肉に火が通ったら取り出し、フライパンに梨と調味料を入れて一煮立ちさせ、肉の上にかける。

  1. 梨と蜂蜜のデザート
  2.  

漢方にあるレシピです。梨に火を通すと、咳や肺の病気に効くと言われています。好みでクコの実などを加えてもOK。

材料(1個分):梨1個、蜂蜜大さじ3、生姜薄く一枚程度(細切りに)

・梨の上の方をカット。後ほど蓋となるので、捨てずに取っておく

・下の部分の芯をくり抜き、生姜と蜂蜜を入れる。

・カットした梨をのせ、蒸し器で40分蒸す。

以上、梨の魅力に迫ってみました。今までは皮をむいて何となく食べていた梨、いろんな食べ方ができそうですね。ぜひ、美容に、健康に、梨を取り入れてみてください。

うきは果樹の村 やまんどん

住所 うきは市浮羽町山北2212-7