「フムス」という食べ物を知っていますか？中東料理によく使われている料理で、栄養価が高く、美肌にもうれしい効果があるなど、いま海外セレブが注目しているスーパーフードなんです。日本国内でも人気が徐々に高まっていて、これから“来る”いちおしの料理といえるのかも。女子力アップも期待できる、フムスの魅力に迫ります。

フムスってどんな食べ物なの？

フムスはゆでたひよこ豆をベースに、オリーブオイルやニンニク、タヒーニ（中東の練りごま）などを混ぜ、ペースト状にすりつぶしたもののことをいいます。見た目はちょっと地味ですが、味はクリーミーでなかなかの美味しさです。植物性の材料だけを使っているから、カロリーが気になる方にもおすすめです。

また食材を丸ごとすりつぶしているので、旨味や栄養を余すことなく摂れるのが魅力。たんぱく質やイソフラボン、ビタミンB1やミネラルなど、栄養価が高いことでも注目されています。食物繊維もとれるから便秘気味の方にはうれしい効果も！美肌が気になる方やダイエット中の方をサポートしてくれるスーパー美容食なんです♪

お店であまり見かけないけど、フムスはどこで売ってるの？

フムスはイスラムなど中東の方に親しまれています。初めて食べる方や作るのはちょっと面倒という方には、市販品もあります。中東専門の食料品店や輸入食品店、コストコなどでも購入できますが、近くにお店がないという方には通信販売も便利。楽天やAmazonなどでも購入できます。

市販されているフムスはペースト状のほかに、粉末タイプもあります。こちらの「フーマスミックス」は、粉末にオリーブオイルとぬるま湯を混ぜて作るだけなので、食べる分量だけ使えるのがとっても便利♪ちなみにフムスは、フンムス、ハマスなど、いろんな呼ばれ方をしているので注意してくださいね。

材料があればフムスは自分で作れちゃう♪

フムスはフードプロセッサーがあれば自分で作ることもできます。まずは基本的なフムスの作り方をご紹介します。

【材料】
ひよこ豆（水煮）・・・250ｇ
ニンニク・・・半かけ
タヒーニ（練りごま）・・・大さじ2
レモン汁・・・半個
オリーブオイル・・・大さじ3
水煮缶の汁（または水）・・・30ml～100ml
塩・・・小さじ1

【作り方】
ゆでたひよこ豆をフードプロセッサーなどでペースト状にし、レモン汁、ニンニク、塩などを入れます。次にオリーブオイルを入れ、水煮缶の汁を入れて水分を調節したら完成です。

味にひと工夫したいときは、ひよこ豆の半量を別の食材で作ってみるのもおすすめ！ゆでた枝豆やソラマメ、カボチャなどを入れると違った風味が楽しめますよ。

フムスのおすすめレシピをご紹介しましょう

中東では大きな丸パンやピタパンなどに、生野菜などと一緒にはさんで食べることが多いのだとか。そのまま温野菜のディップにしたり、肉料理のソースにしたりといろんな料理にアレンジできます。

秋から冬にかけておすすめなのが「かぼちゃのフムス」。ちょっぴり甘めのデザート感覚で楽しめる一品です。

＊かぼちゃのフムスの作り方・・・基本のフムスの分量をひよこ豆200g＋ゆでたかぼちゃ200gに変え、ベースとなるフムスを作ります。次に生クリーム大さじ1、シナモン小さじ1を加えてさらに混ぜれば出来上がり。かぼちゃのやさしい甘みにシナモンがアクセントになって美味しいですよ。

福岡でフムスが食べられるお店

栄養価も高くて美肌にもおすすめのフムス。もっと気軽に試してみたいという方は、お店で食べてみるのもひとつの方法です。福岡でフムスが食べられるお店をご紹介しましょう。

福岡三越から徒歩2分の場所にある「Bar　SADI　DAKAR」。アフリカをテーマにしたBarですがエスニック料理も楽しめます。

小倉にあるトルコ料理専門店「エルトゥールル」。フムスはもちろんケバブやホワイトチーズなど本格的なトルコ料理を満喫できます。

イソフラボンやミネラルなど女性に欠かせない栄養がいっぱいのフムス。日本国内の認識はまだ浅いですが、豆腐や納豆など豆類を食べる機会が多い和食に、どこか通じるものがあるのかもしれません。うれしいこといっぱいのスーパーフード「フムス」を、いつもの食事に取り入れてみてはいかがでしょうか。