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お得なセールやセルフ出版も!「電子書籍」活用のススメ

1000円でかなうコト

お得なセールやセルフ出版も!「電子書籍」活用のススメ

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かさばらず、端末さえあればいつでも読むことができる「電子書籍」。気軽に読書を楽しめる利便性だけでなく、紙媒体にはないセールで書籍を安く購入できたり、自分で執筆した本をセルフ出版することも可能です。今後の市場拡大も期待される「電子書籍」の世界を覗いてみましょう。

「電子書籍」を読む人、増えてます!

電子書籍

出典元:「PhotoAC」

 

今や一般的になった「電子書籍」。タブレットやスマートフォンなどの端末で気軽に読書することができるサービスです。国内の電子書籍市場は年々拡大しており、2015年には1500億円を突破。2020年には3000億円を超える市場に成長すると予測されています。

電子書籍の魅力のひとつは、端末さえあれば、いつでもどこでも読書を楽しむことができる点。紙の書籍の場合、単行本はもちろん、文庫本でもかさばってしまうものですよね。その点、電子書籍はいつも使用している端末が本替わりになるため、余分な荷物が増えることがありません。しかも、気分次第で違う本を次々と読んだりすることも可能なのです。

最近では、「隙間時間」の読書のために、作品に読書の「目安時間」が表記されているものも登場!ブレイクタイムの10分、移動の交通機関の中での30分など、ちょっとした時間に読了できる作品をチョイスすることが可能なサービスです。

セール活用でリーズナブルな読書生活

読書

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電子書籍のもうひとつの魅力は、「セール」が行われること!紙の書籍は「再販制度(再販売価格維持制度)」に基づき、出版社が決定した定価にて小売書店等で販売されており、原則として値下げされることはありません。電子書籍は、この「再販制度」対象外となるため、セールによってリーズナブルに購入することも可能なのです。

紙の書籍は、単行本は1500円前後、専門書になると2000円を超えるものも珍しくありません。書店で見かけて、ちょっと読んでみたいなと思っても値段で躊躇してしまった経験を持つ方も少なくないでしょう。セールを上手に活用して、読書の幅を広げることができるのも電子書籍のメリットのひとつです。

また、最近ではいわゆる「読み放題」のサービスも拡充。月額500円以下の安価なサービスが多く、雑誌やコミックを中心としたラインナップから好きなだけ読むことができます。中には、動画の見放題とセットになったサービスも登場しており、新時代のメディア閲覧方法として定番になりつつある、ともいえそうです。

電子書籍には次のようなストアがあります。「Amazon Kindle(アマゾンキンドル)」は、Amazonの利用に慣れている人には使いやすいサービス。誕生当初は専用端末が必要でしたが、いまではPCやスマホでも読むことができるようになりました。漫画、専門書、洋書、セルフパブリッシュ書籍などラインナップも多彩です。「楽天Kobo」は無料本1冊のサービスがあるため、まずは気軽に試してみるメリットがあります。楽天サイトを利用することが多いなら、楽天ポイントを使用できるのもうれしいポイントですね。

漫画好きな人におすすめなのは、「eBOOK JAPAN」。とにかく品揃えが豊富で、繊細な描写も高画質で漫画を快適に読むことができます。廃版になった作品も扱っているので、レアなコミックに出会えるかも!?また、利用者が多い「LINE」のアプリ「LINEマンガ」は、購入すると「スタンプ」がもらえるサービスも!友達とシェアできるなど、SNSならではの楽しみも盛り込まれているサービスです。

作家デビュー!?気軽にできるセルフ出版

セルフ出版

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電子書籍のもうひとつの魅力として、「セルフ出版」のしやすさが挙げられます。紙の本でのセルフ出版は費用がかかる上、印刷した「在庫」を抱えますが、書店に置いてもらえるわけでもなく、実際に販売するのは非常に困難ですよね。電子書籍の場合、その点もクリアに!

「売れるかどうか」は別にして、電子書籍のセルフ出版は、「販売すること」が前提。ニーズがマッチすれば、セルフ出版した書籍を多くの人が購入してくれる可能性もあるのです。もちろん、販売実績にあわせていわゆる「印税」もきちんと入ってくる仕組みです。電子書籍のセルフ出版がきっかけで作家デビュー、なんてことも夢ではないかもしれませんね。

また、気軽にセルフ出版ができることから、書店には並んでいないようなニッチな作品との出会いも電子書籍の楽しみのひとつ。一般大衆向けではないものの、内容が充実したレアな書籍も流通しています。「知られざるお気に入り作品」を発掘できる可能性があることも魅力といえそうです。


多彩なメリットを持つ電子書籍。新時代の読書スタイルとして、これからさらに新しいサービスの広がりも期待できそうです。新しい形の読書時間、あなたも取り入れてみませんか?