お金

月6万で最小限に賢く生きる「節約」から「賢約」へのススメ

実践ミニマルライフ しぶ(澁谷 直人)

月6万で最小限に賢く生きる「節約」から「賢約」へのススメ

こんにちは。ミニマリストしぶです。みなさんは「ミニマリスト」と聞いてどんなイメージを思い浮かべますか?持ち物が少ない人?シンプルなインテリアで、スッキリとした部屋で暮らす人?

どれも間違ってはいないのですが、そもそもミニマリストは「minimalism(最小限の〜)」が語源になっています。ずばりミニマリストは「最小限の追求者」なのです。ミニマリストというとやはり「物」に目がいきがちですが、「最小限」の対象は思考・人間関係・デザインなど多くのことに当てはまります。

そう、僕自身ミニマリストを目指そうと思った最初のきっかけは「お金の出費を最小限にするため」でした。「節約」が目的でミニマリストになったんです。

ミニマリストになるきっかけは「生活費を安くして一人暮らしを始める」ため。

僕は「物を減らすため」ではなく「節約のために物を減らす」が目的でミニマリストになった人間です。とにかく生活費を安くして、実家から出て一人暮らしがしたかった。生活費を安くすれば、経済的に余裕が無かった僕でも一人暮らしができると思いました。実際のところ、物を減らせばそのぶん出費が減るというのも事実です。

例えば家電。僕は初めて一人暮らしを初めた時、テレビも冷蔵庫も電子レンジも無い部屋で生活していました。用意した家電はヘアドライヤーとIHヒーターだけ。家電を減らせば、そのぶん引越しの初期費用も安くなりますし、そのぶん電気代も安くなる。近所のスーパーそのものを冷蔵庫と考え、電子レンジもその都度スーパーにあるものを利用すれば問題なく生活できました。

次に家具。僕の部屋には「マットレス」と「折りたたみの簡易テーブル」だけを置き、それ以外の家具は一切用意しませんでした。生活に必要な物なんて、実際はほとんどありません。マットレスが1枚あれば睡眠は取れるし、机があれば食事もできる。他に必要な物があるでしょうか。

ミニマリストになり持ち物が減ったので、収納するための家具を置く必要がありませんでした。それに収納するための家具を置いてしまえば「空白を埋めよう」として、無駄な物を増やしてしまうのが人間です。

こうして家具と家電を大幅に減らすことで、狭い空間で十分に生活できるようになり結果として家賃の安い部屋で満足できるようになったのです。

毎月の生活費は6万円代までコストダウン。

こうして「節約」目的でミニマリストになった僕は、1ヶ月の生活費を6万円代まで下げることができました。その要因はやはり「家賃の安い家に住むことができた」からで、当時は家賃19000円のワンルームマンションで生活していました。おまけに家電を減らした甲斐もあって電気代などの光熱費も安く抑えることもできました。

家賃・光熱費など大きな「固定費」を減らすことに成功した僕は続いて、スマホ代や趣味の書籍代など細々とした出費を抑えようと考えたのです。例えば、「格安SIM」を利用してスマホ代月々1690円に下げました。紙の本よりも安い電子書籍を利用しました。日常の出費を抑えるために現金をやめ、還元率の高いクレジットカードを利用し始めました。細かな「無駄」を削ることで、生活コストを「最小限」に抑えることができたのです。

ミニマリストはお金の「節約家」ではなく「賢約家」です。

今回は節約から入るミニマリストとして、僕が生活費を抑えるために行った施策を紹介しました。しかしミニマリストはただの「節約家」ではありません。何でもかんでも安ければいい、やみくもに出費を削れればいいという考えではなく、自分が本当に必要な物にお金を集中させるための「賢約家」です。賢く倹約するから賢約なのです。

僕はミニマリストになることで生活費を抑えることができ、念願の一人暮らしが叶いました。そして生活費を安く抑えることで、欲しかったパソコンや行きたかった旅行にお金を回すことができたのです。「節約」がきっかけで日々の生活に余裕ができ、本当に必要な物へとお金を回せるようになる。「節約」が自ずと「賢約」に変わったのです。


節約から始めるミニマリスト。とても立派な動機だと思いませんか?

・電子書籍に切り替えたら毎月の書籍代が半額以下に!

・現金を使わない「キャッシュレス生活」で家計の管理が楽になりました