MONEY

37歳女性。ストレス発散で洋服をたくさん買ってしまい、将来が不安~Kさんの場合

うちの家計簿 世継 祐子

37歳女性。ストレス発散で洋服をたくさん買ってしまい、将来が不安~Kさんの場合

目次

FPオフィス「フォルテシモ」へ依頼されたお客さまの、mymo誌面での診断【うちの家計簿】。今回のお客さまは、福岡市にお住まいの37歳の女性会社員Kさんです。

家計についてKさんから相談されたこと・・・

(Kさん談)残業が多くゆっくり休める時間があまりとれなくて、ストレスがたまりがちです。お給料日がくると買い物に行ってストレス発散しています。

ただ、年々衣服代に使うお金がどんどん増えてきていて、このままでいいのかなと不安になってきました。

Kさんの家計簿は・・・?

Kさん家計簿1

Kさん家計簿2
フォルテシモ作成

手取り収入26万3000円。月1万円を貯蓄されています。お小遣い8万円の多くは衣服代とのこと。現在の貯蓄額は約300万円です。

「衣服」何着もっていますか?

クローゼット
PhotoAC

クローゼットを開けて、一旦全部の衣服をだして在庫を確認してみましょう! 上着、ブラウス、シャツ、スカート、パンツ・・カテゴリーごとに分けて全部だしてみてください。

それから「よく着ているもの」「ほとんど着ていないもの」に分けてみましょう。1年に2、3回しか着ていない、まったく着ていないなどの服がクローゼットを占領していないでしょうか。

「食費」のことを考えるときに「冷蔵庫」の整理から始めましょう、と言ったりしますが、「衣服費」のことを考えるなら、まず「クローゼット」の整理から始めましょう。

買い物に行って、目に入った欲しいものをどんどん買っていくと、みるみるクローゼットはいっぱいになってしまいます。

年に2回、季節の変わり目に服の整理をしてみませんか。枚数ばかり多くクローゼットがぎゅうぎゅうになっていると、なにを持っているか一目でわからないため、コーディネートもしにくく、同じようなものを複数買ってしまっていることもあります。

なりたい自分をイメージしながら、本当に大切にしたい服を選んでみましょう。

3つのコストを考えよう

お買い物
PhotoAC

服を新しく買うときはコストのことも考えるようにしましょう。

①    いくらで買えるか
②    クリーニングなど服を維持するための費用はどのくらいかかるか
③    何回着るか

「何回着るか」は衣服を考えるときに大きなポイントになります。お気に入りの服が5万円だったとして年20回、3年着るとしたら5万円÷60回=約833円。2万円の服でも年に2回、2年しか着なかったら2万円÷4回=5000円。一回あたりのコストを考えると5万円の服もオトクな買い物をしたことになります。

いくらで買えるかだけでなく、何年、何回くらい着るか、ホームクリーニングできるか、アイロンをかけないといけないかなど、トータルコストを考えながら購入することで衝動買いを抑えることができます。

本当に自分が心から嬉しくなる、何度も着るようになる服か、クローゼットの中身と相談しながら買うようにしてみてはいかかでしょうか。

例えばお小遣い8万円の8割の6万4000円を3年衣服費として使い続ければ、230万円以上になります。衝動的に買ってしまっていて、あまり満足度の高い支出でなければお金の使い方を見直してみましょう。

また、服にかかるコストとして忘れがちなのが家賃です。衣服、靴、鞄などの数が増えると収納スペースも必要となり、広い部屋に引越ししたくなることも。

いらない服を減らすことで、スペースが広がって家が広く感じられ、より快適な空間づくりができるかもしれません。

なんのために買うか?

Kさんが「今までに嬉しかった支出」が特に思い浮かばなかったとしたら、買い物をして一時的に気分はよくなってストレスが解消できるけれど、いい気分は短い時間で消えてしまい、「買い物」で本当の満足は得られていないかもしれません。

「買い物をすること」が本当に自分のやりたいことなのか、一度立ち止まって考えてみましょう。クローゼットの整理が、自分の気持ちの整理につながることもあると思います。

身に着ける衣服は、住まい、食べものと並んで生活に欠かせない必要なものですが、Kさんのココロは何で満たされるか、一度立ち止まって考えてみましょう。

大切なことは、自分が本当に満足できるお金の使い方ができているかどうかです。

Wallet+を使って

退職金が見込めず仮に60歳で定年を迎えたとすると、公的年金がもらえる65歳までの5年は収入がないことも考えられます。収入がなくても、健康保険料、介護保険料も支払いは必要となります。

例えば60歳以降、生活費が月20万円だとしたら5年間で20万円×12ヵ月×5年=1200万円必要となります。今300万円貯蓄がありますから、あと900万貯めることもイメージしてみましょう。

目的預金

(Kさん談) 今、月々1万円貯めているのに、あと2万2000円プラスできれば、これから900万円貯めることができて、今ある300万円と合わせて1200万も貯めることができるんですね。びっくりです! 貯めるのが楽しくなるかも! 設定してみます。

家計簿診断を終えて

おしゃれは楽しいし、お気に入りの服をまとうと気持ちも嬉しくなります。若いときだけでなくずっと自分らしいおしゃれを楽しめるように、資金計画を立ててみてください。

買うことも楽しいですが、計画を立てることも楽しいですよ。

もうすぐ春です。

クローゼットの整理をするにはいい時期です。素敵な春になりますように!

App store
Google play