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お金管理が苦手な夫婦がやるべき3つの家計管理方法 (3ページ目)

ためる 内山 貴博

・夫婦のどちらかが一括管理
できれば夫婦協力してお金の管理をしてほしいところですが、なかにはお金の管理が苦手で「一生懸命働くから、管理は任せた」という人もいると思います。
得意なことや不得意なこと、時間的な合理性などを考えると、この管理方法も悪くありませんが、家計に対する意識に温度差が生じたり、協力体制がとれなくなることも多いため、注意してください。

例えば、管理する側が厳しく節約に徹していると、パートナーにとって必要なお金でも浪費しているようにみえるような場合もあります。管理される側は徐々に窮屈になり、臨時収入などがあるとコッソリ自分のお金にしてしまうことも。
こうなると、本末転倒ですね。あくまで管理をどちらかに任せるだけで、時折家計の状況などを共有して、協力し合う関係であることを忘れないようにしましょう。

6)夫婦の「お金管理」で大切なことは「2人で協力する」

貯金する子供を見守る夫婦
【画像出典元】「iStock.com/Tom Merton」

時々、TV番組などでほろ酔いのサラリーマンがお小遣いが少ないことを嘆いているシーンを見かけます。一方、「夫に内緒のヘソクリがあります」といった妻のコメントが取り上げられることもあります。実際はどうなのか分かりませんが、お互いけん制し合っている状況はもったいないです。

銀行預金も単利(単純に利息をそのつどもらう)よりも複利(利息を元金に組み込み、さらに運用する。利息にも利息が付く)の方が増えます。夫婦も“単身”から“複数”になったわけなので、2人で力を合わせて複利効果を発揮し上手にお金の管理をしましょう。

特に、子供のいる夫婦は気をつけましょう。両親がお金とどのように接しているかは、子供のお金についての考え方に大きな影響を及ぼします。また当然、教育費も必要です。夫婦が親としてお金をどう管理していたか?が、子供の将来を左右すると言っても過言ではありません。

お金の管理ができる夫婦になるために、二人で共有しておくべきこと

夫婦そろってお金の管理ができる人になるのが理想的ですが、そうなるためには夫婦が将来への思いを共有しておくことが大切です。子どもは産むのか産まないのか、住宅の購入を考えるのか、老後の備えをどうしていきたいかなどです。 こうしたライフプランを明確にすることで、お金との向き合い方も変わってきますし、お金の管理への取り組み方や意識も変わって いくでしょう。下記リンク先のページでは「お金が貯まらない夫婦」と「貯まる夫婦」のケースを実例で紹介し、どういった違いがあるのかを紹介しています。 また結婚前に確認しておくべきお金の話もアドバイス。お金の管理や貯め方に不安がある場合は参考にされてみてはいかがでしょう。
 

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夫婦の上手なお金の管理方法 まとめ

通帳があり、キャッシュカードがありという物体的な管理から、データでの管理が主流になってくるでしょう。環境が大きく変わる前に、まずは一人暮らしでも夫婦の場合でも、口座をどうするかや、費目ごとにお金を分けるなどお金の管理で見直しできる部分を洗い出して今日からやるべきことを見つけ、実践に移してくださいね。

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