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36歳女性。家族5人で28万円! 毎月ギリギリで貯金できずにいつも不安~ Iさんの場合

うちの家計簿 世継 祐子

36歳女性。家族5人で28万円! 毎月ギリギリで貯金できずにいつも不安~ Iさんの場合

【画像出典元】「PhotoAC」

目次

FPオフィス「フォルテシモ」に依頼されたお客さまの家計簿を、mymo誌面で公開してアドバイスする【うちの家計簿】。今回のお客さまは、36歳の主婦 Iさんです。

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家計についてIさんから相談されたこと・・・

( Iさん談)家族5人で28万円での生活は毎月ギリギリです。食費は、収入の中から毎月余った分を回しています。以前は月1万円の内職の収入があったのですが、昨年から仕事がなくなりました。

ほとんど貯蓄がなく、いつも不安を感じています。やりくりが下手なのでしょうか。どうすればいいのかアドバイスください。

 Iさんの家計簿は・・・?

手取り収入28万1000円。月々の貯蓄はなく、食費は、残ったお金を使っていらっしゃるとのこと。貯蓄残高が11万円です。

家計簿上

家計簿下
「フォルテシモ」作成

支出に優先順位をつけましょう

食費を残ったお金でまかなっていらっしゃるとのこと。家計の節約で、まず食費から削る家庭が多いのですが、Iさんは外食が多いわけではありません。

からだを作るのは食べ物。健康であってはじめて働くことができて、笑顔で生活することができます。Iさんやご家族が体調を崩すと医療費もかかることになります。

生活の中で、支出の優先順位を考えてみましょう。食費以外の支出で見直すところがないかを検討して、食費は予算を立てて準備するようにしましょう。

教育費のこと

子どもたち
【画像出典元】「TAGSTOCK1/iStock/Thinkstock」

お子さんの教育費ですが、目先の費用だけでなく、長期的にいつどのくらいかかるかを確認することから、まず始めましょう。教育費が一番必要になるのは、大学の期間です。

自宅通学の場合、4年間で国立が約312万円、私立文系が約474万円、私立理系が約600万円かかります。

*国立・入学金(国立大学等の授業料その他の費用に関する省令)私立・入学金、施設設備費、授業料(文部科学省「私立大学等の平成26年度入学者に係る学生納付金等調査結果」)授業料、その他の学校納付金、修学費、課外部活動費、通学費の合計(昼間部)「(独)日本学生支援機構・平成26年度学生生活調査」をもとに算出

お子さん3人が大学在学中は、大きな教育費の捻出が必要になります。

先のことをあまり考えずなんとかなるだろうと、やり過ごしていると大学進学資金が捻出できず、高額な奨学金を借りることになり子ども自身が大きな負債を負うことにもつながります。Iさんの場合は、お子さんが同時に大学に在学する期間が発生しますので、今の習い事や将来の教育資金について、優先順位なども含めてご夫婦でよく話し合って支出するようになさってください。

学資保険でお金が貯まっている部分は、貯蓄と考えてよいですが、トータルで保険料はいくら支払うことになるのか、満期などで受け取れる金額はいくらかも再度確認をしておきましょう。なかには受け取る金額よりも、支払う金額の方が多くなってしまう学資保険もあります。

保険のこと

 Iさんのご主人が亡くなったときに支払われる公的保障に遺族年金があります。収入や加入されている年金の種類、お子さんの人数などによって支払われる金額が異なります。

主な働き手のご主人に万が一のことがあると、経済的に困難になるので保険のことは考える必要がありますが、公的な保障金額を確認してから民間の保険選びをすることが大切です。

貯蓄がきちんとできていないと、収入が減ったりすれば保険料も払えなくなってしまいます。公的な保障でカバーできているのに、二重に民間の保険に加入していないかを再度確認し、保険料の削減も検討してみましょう。

通信費のこと

夫婦2人で1万5500円の携帯料金がかかっています。携帯は会社ごとにさまざまな格安プランも出てきています。スマホでも3000円台のプランなどもありますので、ぜひ、見直しを検討してみてください。

Wallet+を使って

まず、半年分の生活費を「緊急予備資金」という形で準備することから始めてみてはいかがでしょう。携帯料金、習い事、保険の支出から月1万5000円を回すことができたとして、生活費の半年分140万円がどのくらいの期間で貯まるか、Wallet+を使って実際に確認してみましょう。

目的預金

( Iさん談) 毎月1万5000円ずつ貯めても、150万貯めるにはあと7年もかかるんですね。考えていてもなにも始まらないのが分かりました。教育費と保険、通信費でムダがないか考えてみます。目標の数字や達成見込みが目に見えると分かりやすいです。

家計簿診断を終えて・・・

今年は配偶者控除の仕組みも見直され、女性の社会進出を促す仕組みづくりが進んでいます。

今は小さなお子さんを抱えて、子育て、家事で大変だと思いますが、少し落ち着いたら働くことも検討してみてください。短い時間でも働くことができれば、内職での収入1万円以上の収入を得ることができます。

 Iさんご自身のおこづかいの予算がとれると少し気持ちに余裕が出るのではないでしょうか。収入を増やせるまで、ぜひ、家計の見直しから取り組んでみてください。

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