お金

カリスマFPのおすすめ投資15種類を比較、保険と投資信託人気はどっち? (2ページ目)

ふやす 権藤 知弘

5 定期預金より高めの運用が見込める「社債」
国債や地方債は官製の債権ですが、社債は企業が資金調達のために発行している債券です。企業の業績や信用度にも左右されますが、国債と比べると利子が多めになっています。企業が発行している株式ほどの利益は期待できませんが、信用度の高い企業の社債は定期預金よりも高めの運用効率が望めます。

6 値上がり益が醍醐味の「株式投資」
投資という言葉を聞いて誰しも思い浮かべるのが、株式投資だと思います。株式投資の最大の醍醐味は「値上がり益(キャピタルゲイン)」。株価が安いときに購入し、値上がりした後に売却すればその差額が利益になります。
株主にその利益を分配する「配当金(インカムゲイン)」や、企業によっては株主に自社製品や優待券などを提供する「株主優待制度」も。ただし、投資先の企業が倒産すれば価値がなくなります。

7 少ない資金で大きな額の取引ができる「FX」
外貨預金と同じように外貨に投資する金融商品です。FXとは外国為替証拠金取引のことです。FXという呼び名は「Foreign eXchange」= 外国為替の略に由来しています。外貨預金は手持ちの範囲でしか貯金できませんが、FXの最大の魅力は、証拠金として預けた資金の何倍もの取引が可能なことです。この少ない資金で大きな額の取引ができることを、「レバレッジ取引」と呼びます。

外貨為替取引とは、日本円と米ドルのレートの変化に応じて利益や損失が出る金融取引です。レバレッジ取引でリスクが高めですので初心者にはおススメしません。レバレッジ取引ですと損失も大きくなりますのでスマートフォンのゲームに熱くなって、ついつい課金してしまう方は手を出さない方が良いです。

株式市場分析 ipad
【画像出典元】「iStock.com/hocus-focus」

8 家賃収入や売却益が期待できる「不動産投資」
不動産投資とは、利益を得ることを目的に不動産へ投資することです。アパートやマンションなどを購入して家賃収入を得たり、購入した物件の価値が上がったときに売却し、その差額で利益(売却益)を得たりすることをいいます。

近年は少子高齢化もあり、同じ県内でも郊外より中心部、地方よりも将来性のある東京へと資金が集中する傾向が強くなっています。また、売却益よりも長期の家賃収入(運用利益)を期待して投資する不動産投資が増加しているようです。不動産投資のリスクとしては空き部屋のリスクが代表的なものに挙げられます。

9  不動産に特化した投資信託「REIT」
不動産投資は面白そうだけど、まとまった資金もないし怖いなぁという方には、REITがおススメです。REITはリートと呼びます。REITは、投資信託の一種で投資家から集めた資金でオフィスビルや商業施設・マンションなどを購入し、その賃貸収入や売買益を投資家に分配する商品です。

不動産に特化した投資信託ですので、株式や債券を使用した投資信託とは異なる値動きをすることも多く、不動産に興味がある方には特におススメです。

10 インフレに強い「金取引」
おそらく最古からの金融商品といっても良い「金(ゴールド)」。その最大の魅力は現物資産として、その資産価値の増減はあってもゼロになることがない点だと思います。「有事の金」といいますが、その資産価値はインフレに強く、世界的なインフレが起きたとしても同時に資産価値が上昇していきます。

一方で他の金融商品と異なり、金(ゴールド)には持っているだけで得られるインカムゲインにあたる収入はなく、あくまでも売買価格の差によるキャピタルゲインでしか利益を得ることができません。

11 日本の銀行より金利が高い「外貨預金」
アメリカの米ドルやヨーロッパのユーロなど、外国の通貨で預金することを外貨預金といいます。預ける通貨が海外通貨であるだけで、基本的な仕組みは円で預ける通常の預金とほぼ同じです。外貨預金のメリットの一つは、日本の銀行より高く設定している金利です。

また、メリットにもデメリットにもなりますが為替の影響を大きく受けます。預けた時よりも受取時に円安になれば預入金よりも多く受け取れますが、円高になってしまうと少なくなってしまいます。この為替のリスクが一番のポイントになります。また、円→外貨・外貨→円という通貨の両替手数料も必要になります。

12 借り手と貸し手をマッチングする「ソーシャルレンディング」
ソーシャルレンディングとは、インターネットを通じて、お金を借りたい会社(借り手)とお金を運用して増やしたい人(貸し手)をマッチングする新しいサービスです。概ね投資期間は半年~1年、利回りも高いケースが多いようです。

注意点としてはマッチング先の企業や事業が財政的に困難な状態に陥った場合などは、元本が返ってこないケースも考えられます。投資を行うのであればソーシャルレンディングの事業者や、投資先のリスクを十分に調べる必要がありそうです。