景気減速も4年連続アップ、大中小企業「2019'夏のボーナス」支給額
6月から7月は夏のボーナスの季節。そこで今回は、業種別によるボーナス支給日の違いと、民間企業や公務員のボーナスの平均支給額を調べてみました。また、業種別、企業別の支給額ランキングもご紹介します。もうもらった!という人も、これから・・・という人も、参考にしてみてくださいね。
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民間企業の2019年夏のボーナスの平均支給額は46万円!
株式会社マクロミルが実施している民間企業で働く社員たちへのアンケートによると、2019年夏のボーナス見込み平均額は46万6326円でした。同アンケートの2018年結果に比べ、12000円ほどのアップ。
また、三菱UFJ&リサーチコンサルティング株式会社の調査によると、夏のボーナスの支給額自体は4年連続でアップしたものの、前年度に比べると、支給額の伸び率が0.8%とあまりよくありませんでした。各企業の業績自体は悪くないものの、なんとなくパッとしない景気の影響によるところが大きいようです。
一方、国家公務員(管理職および非常勤を除く一般行政職)の支給額平均は、約68万円。2018年の給与勧告で年間支給月数が引き上げられたこともあり、5%以上プラスという結果になっています。景気に左右されない公務員のボーナス、ほんのちょっと羨ましいですね。
【データ参照元】
三菱UFJ&リサーチコンサルティング株式会社「2019年夏のボーナス見通し」(2019年4月12日発表)
職業別、会社別平均支給額は?大企業、中小企業、公務員の夏のボーナスはいくら?
日本経済新聞社による「2019年夏のボーナス調査」から、業種別平均支給額と会社別支給額のベスト5を発表!
まずは業界別から。
1.医薬品 113万1224円
2.自動車・部品 94万3546円
3.化学 94万2923円
4.機械 92万5903円
5.造船 92万2483円
同じく会社別平均支給額ベスト5は下記の通り。
1.東海カーボン 181万8000円
2.SONY 169万6700円
3.スター精密 134万8059円
4.ホンダ 125万6000円
5.トヨタ自動車 120万円
どの企業も大手企業ばかりが並んでいますね。ちなみに東証1部上場企業の平均支給金額は約74万円、中小企業の平均ボーナスは約39万円です。このことからやはり、大手企業のほうが中小企業よりボーナスが多いといえます。しかし、日本にある会社の9割は中小企業。100万円以上のボーナスを受け取っている人たちは、ごく一部ともいえるでしょう。
【データ参照元】
株式会社マクロミル「2019年夏のボーナス、支給見込みや使い道は?民間企業の正社員1,000名に調査!」(2019年5月14日発表)
日本経済新聞社「2019年夏のボーナス調査」(5月13日時点、
民間企業と公務員、2019年夏のボーナス支給日っていつ?
民間企業のボーナスは、6月上旬~7月上旬。企業によって6月最初の金曜、7月最初の金曜、6月末日、7月10日など支給日は企業によって違います。公務員の夏のボーナス支給日は6月28日。本来毎年6月30日なのですが、2019年は日曜日なので28日に前倒しになりました。
支給日がわからないときは、社内規定をチェックしたり先輩に聞いたり、経理の人に聞いたりしてみてください。ただし、入社したばかりの人は、ボーナスの規定により出ない、もしくは寸志のこともあります。
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今回紹介したボーナスの支給額は、総支給額のこと。2003年度から社会保険制度の仕組みが変わり、総支給額から社会保険料が差し引かれるようになったため、その金額が手取りとなります。
ちょっと支給額が減ったような気分になってしまいますが、それでもボーナスを受け取るのはうれしいものですね。ぜひ自分のため、家族のために活用してください。