「お金の勉強」何から始める?初心者も分かりやすいおすすめ書籍5選
目次
「お金が貯まらない」「今はなんとか暮らせているけど、将来大丈夫だろうか」「そもそもお金ってどのくらいあればいいの?」など、目の前の家計や収入、老後の心配などをしだした時、お金についての知識があれば、不安や悩みは緩和されます。「資産運用や投資などは難しい」と思ってしまいがちですが、今こそ、お金についての考え方や使い方など、基本的なことから勉強してみませんか?初心者向けに大切なことが分かりやすくまとめてある書籍5冊を紹介します。
お金のプロ推薦!「20代のお金の知識が増える本&情報紙ベスト4」
20代以上のあなた、ズバリ、お金の勉強、してますか?
日本では、昔からあまりお金の話をオープンにする習慣はありません。なぜかお金の話はタブーという空気が強く、一般的に親も学校も子どもにお金の教育をすることはありませんでした。
しかし欧米などの先進国では、ファイナンシャルリテラシー(お金に関する知識)として、子どもが将来お金と上手に付き合っていけるように教育をすることは重要なことだと考えられています。
日本でも、最近はお金の教育が見直され始めています。人間が生きていくうえで欠かせない知識であるという考え方が認知されつつあるのです。
ただ、まだ全員が学校で習うまでには至っていないのも事実。もし親からも特に教育を受けず、お金について詳しく知らずに20代を迎えてしまったという人、ぜひ早めに正しい知識を身に着けておきたいものです。今回はそのための基本となるような5冊を紹介します。
1.基本の一冊「節約・貯蓄・投資の前に 今さら聞けないお金の超基本 」
まず幅広い知識を身に着けるために、お金を全体的に解説してくれる一冊はいかがでしょうか。
貯蓄や節約、投資などをクローズアップした話題の本や情報に飛びつきたくなる気持ちは分かりますが、その前に基本的な金融全般の仕組みを知っておくことも大切です。
本書は、「税金」、「ローンなどお金の使い方」、「保険」や「年金」など、まず知っておくべきお金の基礎知識について分かりやすく解説してくれています。新社会人には、特におすすめの本です。
2.読みやすい!「漫画 バビロン大富豪の教え 「お金」と「幸せ」を生み出す五つの黄金法則」
1926年にアメリカで出版され、100年近くも読み継がれている「The Richest Man In Babylon(バビロンいちの大金持ち)」を翻訳・脚本し、読みやすく漫画化したのが本書です。
古代バビロニアを舞台に、少年がお金と幸せを手に入れていくこの物語には、人間としての生き方の本質が描かれています。現代のお金に関するさまざまな書籍の原点ともいえる原作を、現代とリンクさせ、より現実的に感じさせる構成も◎。途中に挟まれている解説のコラムもアクセントとなり、一気読み必至の一冊です。
3.歯切れのいい独自のお金論「99%の人が気づいていないお金の正体」
ご存じ「ホリエモン」こと堀江貴文氏のお金に関する本。過去に巨額のお金を良くも悪くも自由自在に操り、天国と地獄を見てきた経験を持つ著者ならではの視点から、お金にまつわるアレコレをストレートな言葉で解説します。
『お金の正体とはズバリ、「信用」だ。』という著者が、どうしたらお金に縛られずに生きられるのかを教えてくれる貴重な一冊。その合理的で新しいお金の捉え方からは、目からウロコのポイントを多く発見できることでしょう。
4.地に足のついた金融感覚「人生を豊かにしてくれる「お金」と「仕事」の育て方」
著者の松浦弥太郎氏といえば、長く雑誌「暮らしの手帳」の編集長だったという経歴から、日々の生活や仕事に関する多くの著書で知られています。その著者の、意外ともいえる「お金」に関する一冊。
著者にとってみればお金は、本当の意味での豊かな人生のために、衣食住や仕事と同じように欠かせないものなのかもしれません。その自然体の哲学を、独特の柔らかい文章で伝授してくれます。
5.前向きな考え方を学べる「お金の教育がすべて。 7歳から投資マインドが身につく本 」
日本在住で4人の男の子の父である著者が、『「お金の教育」は、子どもの未来に「安心」と「自由」の両方を与える』を信条に、子どもにお金の教育をすることがいかに大切かを教えてくれます。
年齢別の教育法まで掲載されており、子を持つ親向けの本とはいえ、その内容の分かりやすさは金融初心者にもぜひおすすめしたい一冊です。
お金のプロ推薦!「20代のお金の知識が増える本&情報紙ベスト4」
これらの本に共通しているのは、お金を「価値」という概念として捉えているところ。そして単純にお金だけを焦って追いかけても結局お金は集まらないという真理も同じです。まずはお金に感謝してお金と仲良くなって、お金に対する意識を変える・・・そのために役立つ5冊、ぜひ手に取ってみませんか?