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シングルマザーが生き抜くために知るべき手当やさまざまな免除制度 (3ページ目)

そなえる 内山 貴博

手当は助かる。でも何より自分の収入アップを目指そう

さまざまな支援制度がありますが、やはり何と言っても自分で収入を増やすことができれば安心です。しかし就職や転職のためには一定のスキルが必要となる場合もあります。そんな時は国と自治体が一つとなって行っている「高等職業訓練促進給付金」や「自立支援教育訓練給付金」を検討してください。

看護師や歯科衛生士などを目指す場合は「高等職業訓練促進給付金」、修学中、最長4年間、最大10万円(月額)が支給され、修了した際も「修了支援給付金」があるなど、非常に充実しています。一生涯の職業スキルを身に付ける人を支援するための経済的支援です。

簿記などの指定講座を受講する場合も「自立支援教育訓練給付金」制度があり、受講料の60%(上限20万円/年×上限4年)の給付を受けることができます。
注意点としては、事後ではなく必ず事前に手続きを行った上で受講する必要がありますので、あらかじめ各自治体で確認をしてください。

こういった勉強や技能習得を通して気持ちも前向きになり、そして収入を増やすこともできるといいですね。
※受講する講座等により上限年数は異なります。
※金額等は細かい規定があります。詳細は各自治体でご確認ください

シングルマザーの手当についてまとめ

増加傾向にあるシングルマザー世帯がもらえる手当や軽減措置などを紹介しました。以下にポイントをまとめます。

・児童扶養手当は所得によって金額が異なる
・国民年金や国民健康保険は免除、軽減措置を活用
・自治体によってさまざまな支援があるのでホームページ等をチェック

特に近年は離婚を前向きな選択肢と捉える傾向も高まっています。違う人生を思う存分生きようと前を向いている人もいれば、離婚するに至った経緯などを悔やみ、反省すべき点を抱える人もいるかもしれません。もちろん死別という厳しい状況と向き合っている人もいるでしょう。

状況は変えられなくても日々、歩んでいかなければなりません。そして子供の成長は待ったなしです。ぜひさまざまな制度を上手に活用し、お子さんとの時間を大切にしてもらいたいものです。

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シングルマザーについてのQ&A

Q.子供を扶養していく上でお金の問題は尽きません。どのように乗り切るべきでしょうか?

A.多くのシングルマザーが金銭的に厳しい状況にあります。特に家賃・生活費といった固定費用が大きな負担になります。もし実家での生活が可能であれば、一定額貯蓄できるまでといった期限付きでも、実家での生活を検討してみてはいかがですか。

Q.離婚後、手続きが多く大変です。私たち親子の健康保険はどのように手続きしたらよいでしょうか?

A.ご本人が会社員かどうかで異なります。会社員で健康保険に加入している場合、子供は扶養親族となり、一緒に健康保険に加入できるため、勤め先で手続きを行ってください。そうでない場合は、市町村役場で国民健康保険に加入することになります。
 

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