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前澤氏が宇宙で発行したNFTとは?いつかあなたも億万長者!?

経済とお金のはなし 箕輪健伸

前澤氏が宇宙で発行したNFTとは?いつかあなたも億万長者!?

【画像出典元】「Aniwhite/Shutterstock.com」

昨年12月20日、宇宙から無事帰還したZOZO創業者の前澤友作氏。ISS(国際宇宙ステーション)滞在中に、事前に募集した「宇宙でやってほしいこと100個」にチャレンジしていましたが、帰還後の記者会見では「70~80個はできたと思います」と話しています。彼が宇宙でできたことの一つとみられるのが、宇宙からのNFT発行です。前澤氏が発行したNFTとはどのような特徴を持つものなのでしょうか。そして、そもそもNFTとは何なのでしょうか。

前澤氏の宇宙NFTとはどのようなもの?

前澤氏は、宇宙滞在中の12月16日(日本時間)、自身のツイッターで「宇宙で撮った初めての写真をNFTにしました。」と発表しました。NFT化される「宇宙で撮った初めての写真」は、12月8日(日本時間)の13時35分、地上から上空420kmの地点で撮影されたもの。前澤氏らを乗せた宇宙船「ソユーズ」とISSがドッキングするシーンが、カリブ海や海に浮かぶ島々とともに収められています。

撮影したのは「ソユーズ」側にいる前澤氏自身で、撮影には自前の「iPhone 12 Pro Max」が使われているということです。「Rendezvous(ランデブー)」と名付けられたこの作品は、撮影地の緯度経度高度情報や、船内の様子を記録した動画ファイルなどとともに、NFT化したうえで販売されます。この作品のNFT化にはNFTに特化したブロックチェーン「Palette」を採用しているといいます。なお、販売時期や販売方法、価格などについての詳細は「現時点では未定」ということです。

そもそもNFTとは?

NFT
【画像出典元】「stock.adobe.com/Passakorn」

ここまでの説明で、「なるほど、面白いこと考えるな」とか「へぇ、販売されたら買ってみたいな」といった感想を持った方は、NFTに関してかなりの知識を持った“少数派”です。多くの方が、「そうは言っても、そもそもNFTって何なの?」という状態ではないでしょうか。

NFTマーケット「NFT House」を運営する株式会社CoinOtakuが、2021年12月に発表した調査結果で、「NFTを知っている」と回答した人は全体の30%ほどにとどまりました。さらに、「NFTの存在は知っていても技術を理解できている」人はさらに少なく、20%ほど。「NFTを持っているか?」という質問に「持っている」と回答した人に至っては、わずか2.8%しかいませんでした。日本人のほとんどの方がNFTの存在や技術を理解しておらず、実際に持っている人など滅多に見つからないほどの状況なのです。

NFTとは、「Non Fungible Token」の略語で、日本語では「非代替性トークン」と訳します。NFTという言葉は、年末恒例の「現代用語の基礎知識選 2021年 ユーキャン新語・流行語大賞」にノミネートされています。しかし、まだまだ一般的ではなく「非代替性トークン」と聞いても「?」と思う方が大半でしょう。

「非代替性トークン」は簡単に言えば、「替えが利かないデジタルデータ」のことです。希少性が高く、欲しいと思う人が多ければ多いほど、その値段は釣り上がっていきます。一般的なデジタルデータは簡単にダウンロードでき、複製も容易に行えます。そのため、市場での価値はありません。

しかし、もしこのデジタルデータを撮影したのが、いま世界的人気の音楽グループ「BTS」のメンバーの1人であるV(ヴィ)さんで、複製ができない仕様になっていて、なおかつ確実にVさんが撮影したことが分かる情報とセットになっていたらどうでしょうか。

そのデジタルデータはその時、世界に一つしかないものとなります。多くのBTSファン、Vさんファンが「欲しい」と思うでしょう。中には、「数百万円出してでも欲しい」「数千万円出しても惜しくない」と思う方がいるかもしれません。転売目的で購入したいという人も出てくるでしょう。これがNFTなら容易に可能になるのです。

誰でも大金を生み出せるかもしれないNFT

大金を手にした男性
【画像出典元】「stock.adobe.com/marcinmaslowski」

昨年9月17日、日本の小学3年生の男児が夏休みの自由研究で制作したNFTアートが、世界的な音楽プロデューサーでDJのスティーヴ・アオキさんに240万円の値段で購入されました。この作品はその後転売が重ねられ、その価値は4400万円にまで高騰。転売のたびに、著作者に一定額が支払われるため、この小学3年生の男児はNFTだけで100万円以上の利益を得たといいます。

NFTは始まったばかりの概念で、どういったものがどれだけの価値を付けるのかまだ分からないのが実情です。もしかしたら、あなたの生み出したアート作品が数千万円の価格でやり取りされることがあるかもしれませんよ。

さらに、NFTの専門家によると、NFTの世界ではAmazonやGoogle、Facebook、Appleなどのようなビッグプレイヤーはまだ出ていないのだそう。今ならまだ、将来のジェフ・ベゾスや、マーク・ザッカーバーグ、スティーブ・ジョブズになれる可能性が、誰にでもあると言います。この記事を読んでNFTに興味を持った人の中で、将来、彼らのような億万長者になっている人がいたとしても、何ら不思議ではないのです。

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