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子育てママにピッタリ!自宅でできる投資、おすすめの方法は?

経済とお金のはなし 織瀬 ゆり

子育てママにピッタリ!自宅でできる投資、おすすめの方法は?

【画像出典元】「Alex from the Rock/Shutterstock.com」

投資と聞いて、なんだかリスクが高くギャンブル性があるのではないかと感じる主婦の方も多いかもしれません。実際私も、社会人になりたての頃は投資にあまりいいイメージを抱いておらず、普通預金にお金を貯めていた1人です。

しかし、数年前に結婚し2児の母となった今現在、お金について考える機会が増えるとともに資産運用に挑戦してみたいと思うようになりました。

今回は、実体験をもとに子育て中の主婦こそ投資にチャレンジしてほしい理由と使い勝手のいいおすすめマネー系アプリについて、お伝えします。

なぜ子育て中の主婦が投資した方がいいのか

私が投資を通じて得られたことは、大きく次の2つです。

1.    金融リテラシー(お金に対する知識・判断力)が身についた
2.    家族の楽しみが増えた

それぞれひとつずつ、見ていきましょう。

金融リテラシーが身についた

株を1株買おうと思った場合、必然的にその業界に対する興味や関心が高まります。また、株を購入した後も、自分が購入した株がなぜ値上がりしたのか、なぜ下がったのか、そうしたことを自ら調べるたびに社会に対する視野が広がっていく感覚を得られました。

もちろん、株に限らず投資を始めたことで新聞やニュースに目を通す機会が増え、結果として金融リテラシーが身についたと感じています。

家族の楽しみが増えた

私はいま、「つみたてNISA」「iDeCo」「株式投資」をメインに投資をしています。つみたてNISAとiDeCoを始めたことで、収入源が増えたことはもちろん、なにかと投資に関する会話を夫婦間ですることが増えました。

また、株式投資では株主優待によって優待品を受け取れるのですが、子育て世帯に嬉しい品物を用意している企業も少なくありません。

<子育て世帯に嬉しい優待がある企業一例> ※2022年2月現在

・ベネッセホールディングス(年2回配当)
しまじろうを始めとした自社グループ製品が掲載されたカタログの中から好きな商品を選べる

・学研ホールディングス(年1回配当)
株主優待カタログの中から自社製品1~2点を選べる。優待品としてDVD付きの図鑑や国語辞典などがある。

・タカラトミー(年2回配当)
優待で保有株式数に応じた限定トミカがもらえる。また、株式保有期間に応じて公式通販サイト「タカラトミーモール」で使える割引券がもらえ、最大で4割引きになる。

・イオン(年2回配当)
イオンでの買い物がお得になるオーナーズカードがもらえる。株数と保有期間によっては自社ギフトカードももらえる。

・スタジオアリス(年1回配当)
四切写真プリント(フレーム付)、キャビネサイズデザインフォト(アクリルフレーム付)、B3サイズポスターのいずれかひとつと交換できる「株主写真撮影券」がもらえる。

主婦でも取り組みやすい投資とは

ソファーでスマホを持つ女性
【画像出典元】「stock.adobe.com/lielos」

ここでは、実際に私が取り組んでいるものを中心に、主婦でも取り組みやすい投資をいくつかご紹介します。

投資信託(積立型)

投資信託は、投資家から集めたお金を各金融機関のプロが運用してくれる金融商品のことです。金融機関によっては100円から投資でき、投資初心者でもハードルが低いといえます。

注意点として、商品によってリスクや目標リターンが異なることから投資信託説明書(交付目論見書)をきちんと確認してから購入するようにしましょう。また、投資信託を始める際は後述する「つみたてNISA」や「iDeCo」を利用することで税制優遇が受けられます。

iDeCoやつみたてNISA

まずiDeCoですが、これは毎月一定の掛け金を拠出して運用し、運用によって増えた資金を60歳以降に受給できる制度のことです。もちろん、運用成績によっては資金が減るリスクもあるものの、拠出金の所得控除・運用益が非課税なことに加え、受取時には所得控除を受けられるといったメリットがあります。

専業・扶養の主婦でも加入可能ですが、原則として60歳まで引き出せません。そのため、つみたてNISAを利用していない場合は先にそちらを検討することをおすすめします。

つみたてNISAでは、毎年40万円まで積み立てることができ、その運用益は20年間非課税です。iDeCoと異なり所得控除はありませんが、いつでも引き出すことができ、積立金額の変更も自由にできます。(iDeCoは1年に一回だけ拠出金額変更可)

ポイント投資

昨今では、現金を使わずに投資ができる「ポイント投資」も人気です。

楽天ポイントを利用した「楽天ポイント投資」やTポイントを利用した「Tポイント投資」など、さまざまな商品が登場しています。普段から貯めているポイントが投資に利用可能であれば、これを機に一度調べてみてもよいかもしれません。

慣れてきたら株式投資もおすすめ

知識がある程度身について、投資に慣れてきたら株式投資もおすすめです。

銘柄にもよりますが10万円程度のまとまった余裕資金があれば、多くの東証一部上場企業の株から選ぶことができるでしょう。また、元手があまりない場合は「るいとう(株式累積投資)」などもあわせて検討することをおすすめします。

銘柄選びに不安を感じる場合や、そもそも株取引そのものに自信がない場合、後述する「株たす」や「トレダビ」といったアプリを利用して実際の取引イメージを掴むようにしましょう。

要チェック!マネー系アプリ3選

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ここまで、主婦に投資をおすすめしたい理由や取り組みやすい投資手法についてお伝えしました。次は実践するのにおすすめのマネー系アプリをご紹介します。

株たす・トレダビ:株取引の練習に最適

「株たす」は実際の東証データをもとに株のデモトレードができるアプリです。株式投資初心者向けに株の基礎講座も用意されており、アプリを通じて株式投資の一連の知識や流れが理解できます。全体を通して使い勝手はいいのですが、証券口座開設の案内がしつこいところが少し気になりました。

もうひとつの「トレダビ」も株たすと同じく株のデモトレードができます。ダウンロード時に1,000万円分の仮想マネーが付与され、株取引で資産を増やしていく流れとなっています。実際の市場データを使って本番と遜色ない取引を体験できることに加え、ETFやREITにも対応していました。

個人的には株たすよりも利用ユーザーのレベルが高いと感じており、株たすでいくらか経験を積んだ後にトレダビを利用するとより理解が深まるかもしれません。

株たす
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トレダビ
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ハロまね

ハロまねは三井住友カード株式会社が提供する、子ども向けのおこづかい帳アプリです。キャッシュレス決済が進む昨今、デジタル社会にも対応した金融リテラシーを身につける必要性が問われています。

ハロまねの主な機能は次の3つです。

●    お小遣い帳機能:月ごとの収支を管理できる
●    銀行機能:預けているお金に金利が付き、外貨に交換もできる(金利は親が自由に設定可能)
●    お手伝い機能:子どもが家事を手伝ったことをアプリで申告し、その内容に応じて親がお小遣いを支払う

アプリを通じて、金利や為替といった金融知識を、親子で楽しく学べるところが魅力的だと感じました。私はまだ子どもが小さいため、本格的に使いこなせているわけではありませんが、子どもがもらったお年玉をアプリで管理しています。

ハロまね

少額から投資に挑戦してみよう

今回の記事では、実体験を通じて子育て中の主婦こそ投資にチャレンジしてほしい理由と、おすすめの投資手法についてお伝えしました。

なにかと難しいイメージを抱きがちな投資ですが、最近では記事内でお伝えしたようなマネー系アプリも多数登場しています。自身の手持ち資金を見つめ直したうえで、少額から投資に挑戦してみてはいかがでしょうか。

この記事が少しでも参考になっていたら幸いです

※資産運用や投資に関する見解は、執筆者の個人的見解です。投資に関する最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。