頭が悪いと言われる“お金の使い方”を、シミジミと考察してみた!
監修・ライター
ワタシ(中村修治)は、30年近くも経営者をやっているわけですよ。・・・であるのにだ!!会社のキャッシュは、決算の度に、ゼロに近い値に戻る。結果だけを見たら、ワタシは、お金の使い方に関しては「頭の悪い人」です。
頭が悪い“お金の使い方”とは!?
先ず、よく言われるのが・・・
見栄を張るためだけの高い家賃。
言われてみたらそうだよなぁと思うのが・・・
自分へのご褒美&プチ贅沢。
もういつまで払い続けるのか・・・!?
不安を煽られて入った保険。
残念ながら、全部、思い当たる。未だにちょいと見栄を張ったマンションのローンを払い続けている。利益が出たら、妙齢の女性を誘って高級鮨に誘うというプチ贅沢を繰り返している。生命保険や医療保険には、ノータッチ。カミさんに任せきりで、月額いくら納めているかも知らない。思い当たるどころか!?ワタシは、れっきとした頭の悪い“お金の使い方”をしている代表である。
“高い家賃”は、頭が悪い使い方なのか!?
ワタシは、住宅ローンの支払いがあと10年弱残っている。月々の返済額を家賃とするなら、ワタシは見栄を張って高い家賃を払っている。しかしだよ、見栄も大事だと、切実に思うわけですよ。
人間が変わる方法は3つしかないと言われている。
1.時間の使い方を変える
2.住む場所を変える
3.付き合う人間を変える
この3つの要素でしか人間は変わらない。もっとも無意味なのは『決意を新たにする』ことだ!!!
見栄を張って都心の高いマンションに転居してみる。当然、通勤時間短縮で生まれた余白の使い方で、人生は変わる。当然、ご近所さんも変わる。付き合う人間も変わる。
無茶な見栄は、確かにバカだとは思うが・・・想定できる見栄と高い家賃は、人生を積極的に変える。そう思えば、悪いことではないじゃん!?
“自分へのご褒美”は、頭が悪い使い方なのか!?
安いものは、やっぱりそれなりである。そうでもないときは腹も立つが、高いものは相対的にいい。特に、飲食や宿泊等の質の高い時間を買うときは、なおさらである。ハズレがない。その質の高い時間を、再度体験したいから、また働く気にもなる。高いものを買うとは、次の目標を買うことと同じである。
お金を惜しんで、それなりのサービスしか体験していなかったら、一生、お金で何を買うべきか?がわからないまま終わる。もう1回体験したい質の高い時間を買うために働くぞ!という気持ちは、お金がないと買えないものである。
プチ贅沢程度なら、自分へのご褒美は、どんどんやって良いんじゃないかと思っている。その位の頭の悪さなら許容範囲じゃない!?
“保険”は、頭が悪い使い方なのか!?
保険屋さんは、大会社ばかりだ。不安を煽ってサブスクビジネスを成立させる。払い込んでいる保険料のどれくらいが企業側の利益になるのか!?そんなもんわからない。利益が出てなきゃ、あんなにテレビで広告なんか打てない。うまいことやられているのを百も承知で払い続けている。
しかしだよ、そんなに賢くないから幸せなのですよ。
なんもかもわかっていたら誰も信じることができない。
我が故郷の実家は、豪雪で壊れた。その解体費は、おふくろが騙されるようにして入っていた共済で全てが賄えた。おふくろは、この実家解体事件の間に、何度も「私がちゃんと保険に入っていて良かったやろう!?」と自慢をしていた。その度に「ホンマに、おふくろは賢いな!?」と誉めてやった。
きっと、同じお金なら、他の使い道もあるのだと思う。賢い人たちは、金融工学を駆使して資産を増やすのだろう。しかし、ワタシは、そんなおふくろを頭が悪いと一蹴できない。
知らないという幸せがあることを知るのも、
賢い生き方だと思うのだが!?
いかがなものか!?