知らなきゃ損！家賃はクレジットカードで支払える？メリットは？（2ページ目）

2022.7.22 06:00 更新

家賃をクレジットカード払いに変更する方法

クレジットカードで支払う — 【画像出典元】「stock.adobe.com/Ivan Kruk」

ここまで、家賃をクレジットカード払いにするメリットとデメリットを解説しました。メリットが多そうですが、もし実際にクレジットカード払いにしたい場合、どうしたら良いでしょうか？

①大家さんや管理会社に問い合わせる

既に賃貸物件に入居中であれば、まずは大家さんや管理会社に確認してみましょう。入居してからの期間が長ければ、いつのまにか家賃のカード払いが始まっていたということもあります。もしカード払いができるようであれば変更を検討しても良いでしょう。ただし変更の場合は支払い方法の切替えに伴って決済や支払いのスケジュールが通常と異なり、まとまった金額が一度に請求されることもあるので注意しましょう。

②クレジットカード払いができる物件に引っ越す

クレジットカード払いに変更するためだけに、今すぐ引っ越しするのは現実的ではないと思います。ただし引っ越しを予定しているのであれば、次の入居先はクレジットカード払いの物件を候補にして探すというのも良いでしょう。

家賃をクレジットカード払いできる不動産会社や物件は？

「家賃　クレジットカード払い」で検索すると、大手の住宅情報サイトで、「クレジットカード利用可能物件」というようなタイトルでヒットします。ただし、入居時の初期費用はクレジットカードで支払い可能でも、毎月の家賃はクレジットカード払いが不可という物件の方が多いので、この点は注意しましょう。クレジットカード利用可能物件を検索できるサイトをいくつか紹介します。

LIFULL HOME'S/ライフルホームズ

アットホーム

アパマンショップ

SUUMO

上記のサイトの他にも「地名　家賃　クレジットカード」などで検索すると対象のサイトが出てきますので活用してください。繰り返しになりますが、初期費用のみクレジットカード払いができるケースも含まれますので御注意ください。

銀行口座を見直すことでも費用が抑えられる？

通帳と印鑑 — 【画像出典元】「stock.adobe.com/beeboys」

徐々に増えてきたとはいえ、家賃のクレジットカード払いに対応している物件の数はまだまだ少なく、口座振替や銀行振込で支払っていることが一般的です。

口座振替や銀行振込で家賃を支払っている場合、銀行の手数料を入居者が負担しているケースと大家さん・管理会社が負担しているケースがあります。もし手数料を入居者が負担している場合、大家さんや管理会社の取引先の銀行と入居者の家賃用口座を同じ銀行にすると、今よりも安い手数料になる可能性があります。抑えられる費用としてはそれほど大きくはありませんが、確認してみても良いでしょう。

ただし、大家さんや管理会社と同じ銀行の口座から振り込むために、自分のメインバンクから別の銀行口座にわざわざ振込で振り替えなければならない場合、かえって負担する金額が増えることもあります。もし銀行口座を変更するのであれば、手数料の違いを比較することを忘れずに行いましょう。

まとめ

入居者や利用者としてはポイントやマイルが貯まるため、家賃のクレジットカード払いを積極的に使いたいかもしれませんが、店舗や管理会社は手数料をクレジットカード会社に支払う必要があり、利益が減ってしまいます。そのため、クレジットカード払いを導入するところがまだ少ないのが実情です。ただ、世の中の決済手段が現金からキャッシュレス決済へと移り変わっていく中で、家賃の支払いにクレジットカードが使える物件も増えつつあります。

家賃をクレジットカード払いにするときのポイントは以下のようになります。

・クレジットカード払いができるとポイントが貯まるメリットがある
・支払いを一元化できて管理しやすい
・限度額や利用可能額に要注意

クレジットカード払いにはメリットもデメリットもあります。最近では、ポイントやマイルなどを貯めている人も多く、毎月の家賃の支払いにクレジットカードを使いたいという声が増えてきたのも当然の流れでしょう。今はこの時代の変化に不動産管理会社や賃貸物件のオーナーも少しずつ対応しつつある状況です。

クレジットカード払いができるかどうかは、物件を探す際の選ぶポイントの1つにはなりますが、やはりその前に、エリアや交通の便・間取り、家賃などの条件が優先されると思います。選択肢の一つとして、今後はクレジットカード払いができたらラッキーぐらいの感覚で探してみるのはいかがでしょうか？