お金

FPが考える「サラリーマン副業2023」はこれ!選ぶポイントは?

ふやす 中村 賢司

FPが考える「サラリーマン副業2023」はこれ!選ぶポイントは?

【画像出典元】「Roman Samborskyi/Shutterstock.com」

働き方の多様化、政府の推進、コロナの影響などで、副業を行う人が増えてきています。ただ、その傾向には変化が見られるようです。今回はFPが考える2023年のサラリーマンが行う副業についていくつかご紹介します。これから副業を考えている方はヒントにしてください。

変わってきた?最近の副業のトレンドは

株式会社Daiが運営するフランチャイズビジネス情報サイト「フランチャイズWEBリポート」が行った「コロナ禍の副業実態」についてのアンケート調査によると、コロナ禍以前に副業を始めた人とコロナ禍以降に副業を始めた人では、始める際に重要視したことに変化が見られました。

コロナ禍以前に副業を始めた人が重要視した項目では、「稼げる」「本業に活かせる」「スキマ時間でできる」という回答が約44.3%でしたが、コロナ禍以降に副業を始めた人では約30.6%。13.7%も減少しています。

逆に「自分の得意分野」「興味のある分野」「技術や知識が必要ない」「興味はないけど勉強になる」といった項目が、コロナ禍以前に副業を始めた人は39.2%だったのに対し、コロナ禍以降に副業を始めた人では55.7%と16.5%も増加しています。

稼げるより自己投資へ

このアンケート調査結果から言えることは、スキマ時間の活用ではなく、自分のスキルを活用して副業を始める人が増えてきている、ということです。

Uber Eatsなどのフードデリバリーは、スキマ時間で働くことができ、手っ取り早く稼ぐことができますが、仕事がハードな上に、時給換算すると意外と安い時給になってしまうこともあります。

それよりも、自分が今まで携わってきた仕事に関するスキルをブログや文章などにまとめ、それをWEBで発信・販売することはさほど時間が取られません。また新たにインプットした知識をすぐにアウトプットするという手法は、稼ぐというよりは自己投資に近いかもしれません。

接触より非接触の副業が増加

また、取り組んでいる副業の内容にも変化が現れています。

コロナ禍以前に副業を始めた人の副業内容は「アルバイト」「コンサル・講師」「作業・事務」と答えた人が42.3%でしたが、コロナ禍以降に副業を始めた人は25.4%と16.9%も減少しています。逆に増加した副業内容は「アンケートモニター・ポイ活」「せどり・転売・物販」「ライター・ブログ・デザイナー」などで18.6%も増えました。

この結果から見る特徴は、人に会わなくても完結する非接触型の副業が増えてきたということです。コロナ禍以降、人との接触は私も極力減らしてきました。

人の動きが減少したことにより、店舗でアルバイトなどの副業をしていた人は仕事が減ったり無くなったりした方も多いでしょう。そこで自宅にいながらできる副業が注目され始めました。

具体的なものは後述しますが、非接触型の副業の方が新型コロナ感染症に感染するリスクが低いので安心して働くことができます。

サラリーマンが副業を選ぶ際のポイント

ポイント
【画像出典元】「stock.adobe.com/takasu」

サラリーマンが副業を選ぶ際、稼げるか、誰でもできるか、短時間でできるか、安全にできるかなど考えることはたくさんあるでしょう。

まずあなたが副業に求めているものが何かを明確にしてから選ぶようにしてください。

副業といっても色々な仕事があります。自分の時間を切り売りするのか、時間を犠牲にしてでも将来への投資として仕事を選ぶのか良く考えて副業を選びましょう。

サラリーマンが副業をする際の注意点(本業に対しての注意事項や確定申告など)

まず今お勤めの職場が副業を認めているかどうかが最初の関門です。副業を禁止しているにも関わらず会社に黙って副業を行い、収入を得た場合は解雇になることも有り得ます。副業を始めようと考えている人はまず職場に確認するようにしてください。

中には副業の収入が低ければバレないだろうと考えている人もおられるでしょう。副業で得た売上から経費を引いた所得金額が20万円を超えていない場合、確定申告は不要です。しかし、本業以外の所得金額が20万円を超えると確定申告が必要となり、翌年の住民税も高くなるので会社にバレることもあります。

では年間の所得を20万円以内に抑えた方が得なのでしょうか?私の考えはノーです。せっかく副業を行うのであればそれ以上の収入は目指してほしいと思います。

FPが考える「サラリーマン副業2023」

指差しするビジネスマン
【画像出典元】「stock.adobe.com/Viorel Sima」

コロナ禍でサラリーマン副業の考え方も変わりつつあります。そこで「FPが考えるサラリーマン副業2023」は次の3つです。

スキル販売

あなたが今の仕事で築いてきたスキルは、自分が思っている以上に他の分野の人たちから求められていることがあります。

また、仕事に限らず趣味で行っていることも、人より詳しければその知識が立派なスキルとなり、人に教えることができます。

このスキルを文章にしてWEBライター業をするのも良いでしょう。また動画を撮影してYouTubeなどで配信し、広告収入を得るという方法も考えられます。さらに自分の「知識・スキル・経験」を売り買いできるWEBサービスもあるので、そのサイトを利用して自分のスキルを売るという方法もあります。

今まで文章を書いたことがない人も、自分の好きなことであればきっと書けると思います。また動画撮影をしたことがないという人も、今の時代スマホでも高画質の動画を撮影できますし、動画編集アプリを使うことで専門のソフトや機器がなくても簡単に動画編集ができます。

代行業

代行業には様々な内容があります。家事代行、買物代行、SNS代行、墓参り代行、犬の散歩代行、運転代行、営業代行など、依頼主に代わってサービスを提供するというもので、ここでも得意な分野、好きな分野で自分のスキルを活かして仕事をすることができます。

代行業の良いところは、お客様との距離が近いことです。直接依頼を受けて行うのであなたが提供するサービスの評判が良ければ、リピート率も上がり口コミで拡がることも期待できます。そうなれば安定的に収入を得ることもできるでしょう。

複業

「副業」ではなく「複業」です。本業と並行して行う仕事でパラレルワーカーとも呼ばれています。複業の良いところは、収入源を分散できるだけでなく、様々な仕事を通じてスキルアップを図れることです。

具体的には、今の仕事内容と同じ仕事を他の会社で並行して行う、もしくは今の仕事に近い仕事を選び、新たなスキルを身につけて仕事にすることです。自分がいる業界に隣接する業界の仕事を選ぶことで、自分の将来に投資することもできるでしょう。

また複業が軌道に乗り、収入が本業よりも多くなった時には、独立起業という道も切り開かれます。

まとめ

いかがでしたか。コロナ禍で副業への考え方も随分変わってきています。政府もリスキリングを進める政策を取り始めました。

これからは稼ぐための副業ではなく、スキルアップのための副業を考えてみてください。あなたにも他の人が必要としているスキルが必ずあるはずです。