ブランド品のバッグや外車を持っている人を見て、「お金持ち」と思っていませんか？もしかしたらそれは「お金持ち」でなく、「お金を使う人」かも。意外にも本物の金持ちは、派手な服装をしていないもの。そんな隠れ金持ちには、ある共通点や特徴があります。さっそく探ってみましょう。

20代で金融資産1000万円超の富裕層は4.5％

どれくらい財産を持っていると、お金持ち＝資産家と呼べるのでしょう。実は資産がどれくらいあれば資産家と呼べるかは定まっておらず、辞書にも「財産を多く保有する人」と書かれています。ですが、野村総合研究所では、5億円以上の純金融資産を保有している人を超富裕層、1億～5億円未満を富裕層としています。富裕層・超富裕層の割合は、世帯数の2.7％ほど。日本ではこの富裕層以上を、資産家として扱うことが多くなっています。

20代の金融資産保有額は？

「家計の金融行動に関する世論調査［総世帯］（令和４年）」によると、20代で1000万円以上の金融資産がある人は4.5%、さらに3000万円以上となると1.2％。これらのことから、20代のお金持ちは金融資産1000万円以上ある人と考えてよさそうです。親が富裕層である「親リッチ」と呼ばれる20代も含めると、20代の5%以上がお金持ちと考えられるでしょう。

本物の金持ちや資産家の服装は目立たないってホント!?

資産家の多くは、派手なブランド品などを持つことを好まない傾向にあります。その理由としては、

・すでに満たされている
・目立つことにリスクがある
・マネーリテラシーが高く、倹約家が多い

などが挙げられます。十分な資産があるので、新たにあれこれ買う必要はありませんし、お金があることを周囲に知られると妬まれたり、犯罪に巻き込まれたりするリスクも上がります。また、資産家の多くは、マネーリテラシーが高いのも特徴のひとつ。そのため、日頃から持ち歩くお金は少なく、無駄なお金を使うことを嫌う傾向があります。

隠れ金持ちの特徴とは？

隠れ金持ちと呼ばれる人たちには、性格・習慣・ファッションなどに特徴があります。その特徴を紹介します。

隠れ金持ちの性格、行動

・明るくポジティブ
・行動力がある
・一人で行動できる
・礼儀正しい

隠れ金持ちの人は、明るくポジティブな傾向があります。また、決めたことはすぐに行動するなど、決断力・行動力があります。人に流されることがなく、みんながやっているという理由で何かを始めたりはしません。また、ビジネスの場で活躍する人も多いため、礼儀正しい方が多いのも特徴です。

隠れ金持ちの習慣

・定期的にトレーニングしている
・情報収集を毎日している
・音楽や読書などの趣味がある

隠れ金持ちの多くは、定期的にトレーニングし、体を鍛えています。その理由として、病気や怪我がリスクであり、資産を減らす要因であることを知っているからです。また、毎日情報収集を行い、それを仕事に活かす、資産を増やすことに使っています。かといって仕事やトレーニングだけに集中しているのではなく、音楽を聞いたり読書をしたりと、趣味もしっかり楽しむ一面もあります。

隠れ金持ちのファッション

・清潔感のある服装
・高級時計、スマートウォッチと時計を使い分けている
・フォーマルウェアを複数持っている

隠れ金持ちのファッションの特徴は、整えられた髪、シワのない服、磨かれた靴など、清潔感があることです。また、普段はスマートウォッチ、いざというときには高品質なものと、時計を使い分ける人も多いようです。さらに普段は質素な服装ながら、フォーマルウェアも所有し、パーティの時などに着用する人も。このように隠れ金持ちは、必要なもの、必要でないものを見極め、お金のかけ方にメリハリをつける傾向にあります。

今すぐ真似できる！隠れ金持ちのポイントは？

もし隠れ金持ちになりたいなら、まずはこれらの特徴をつかみ、真似することから始めてみませんか。性格を変えるのは時間がかかりますが、清潔感がありTPOに合った服装、定期的なトレーニング、情報収集など、今すぐ取り組めるポイントもあります。

毎日前向きに努力を続けていれば、自分の資産も徐々に増えてくるはず。リッチだけど派手でなく、ゆとりのある隠れ金持ちを目指しましょう！