日経平均4万円!ビギナーには何ができる?【初心者株投資70話】
監修・ライター
日経平均4万円超え!?アベノミクスからの歴史に学ぶこととは?
3/4に日経平均が4万円を超えました。
思い起こせば私が株取引を始めた10年ほど前、アベノミクスという言葉が盛り上がりを見せ、「今こそ株のはじめどき!」と言われた頃でした。
リーマンショックのあった2008年や東日本大震災が起きた2011年頃の日経平均は8000円台だったのが、アベノミクスによって1万円台に回復、そして2万円台に!と盛り上がったのを覚えています。
その頃はビギナーズラックもあってか、私のような人間でも買うと儲かったものです。いい銘柄が安かった、というのも大きな要因でしょうね。そこで味をしめちゃったのが、ここまで投資生活が続いている要因だったりするんですけども。
そこからしばらく株価は停滞し、私の投資生活もパッとしない状態が続きつつ、この連載の中でも2021年11月には「日経平均が31年ぶり高値で3万円に!」と盛り上がり、注目株価が上がっていく中、私は「どれもこれも上がってて買えないよ~」とぼやいているのが記事にも残っておりました。
だってアベノミクスの時みたいに、このまま上がっていく!って、今は100%の気持ちでは思えないじゃないですか。投資歴だけ長くなって、色々見ちゃってきているし。なんて言い訳しつつ、今に至っております。とほほ。
それでも買いたい!チャンスを狙え!
言うても今も上り調子、買っちゃえ!と言う気持ちもあるのですが、「歴代最高値」の4万円となったら、天井だと思っちゃうじゃないですか。
もうずっと、かぶミニ®(単元未満株取引)で1株だけ買おうと狙っている任天堂<7974>なんて、年末までは6000円台で推移していたのに3/4の始値8465円って、買えますか?みなさん。私は買えません、だって2000円近く高くなってるんですよ…!なんならまだ3000円台だった2020年に戻って買いたいと、タイムマシンを探しに行きたくなる始末です。
ただ、そんな任天堂も、チャートを見てみると、ちょっと下がる時はあるんですよね。例えば2/19は、前日8874円から8356円と500円以上下がっています。
2/16付けのニュースによると、「大和証券が投資判断を2段階引き下げた」ことが要因とのこと。同時に、次世代機の発売が24年中から25年1~3月期に延期するという情報もあったことが影響したそうです。
なるほど私なんかは、そのニュースを見て「へえ~次世代機来年か、楽しみ~、まだまだ株価上がるね~」くらいしか思わないのがヤバいですね、自覚しております。見返して初めて、「この時買えばよかったのか…!」と思う体たらく、次なるチャンスを逃さないよう目を光らせていたいと思います。
そう、配当落ち日の3/28を!手帳に記入!年度末&子どもの春休み期間だけど、忘れないように…!
こんな私でもできること…小さな幸せ、あった!
さてそれまで私などにできることはない、と思い、そっとPCを閉じようとしたところで、証券会社からメールが来ていることに気づきました。
「貸株サービスによる入金がありました」
そう、前回少し書いた「貸株」ですが、金利として、利息が支払われていたのです。
去年、旧NISAの非課税期間終了につき、特定口座に払い出された、ヴィア・ホールディングス<7918>の100株。私のポートフォリオの中で、口座情報が「NISA成長投資枠」でも「旧NISA」でもない、特定口座にポツンと入ってるこの子には、この子にしかできないことがあったのです。それが「貸株」です。
貸株とは、保有している株式などを証券会社に貸し出して金利を得られるサービスです。単元未満株やNISA枠の株はできませんが、銘柄によって0.1~1%程度の金利を受け取れます。
(参照:「貸株サービス/楽天証券」)
「あ~あ、特定口座に払い出しされちゃった~」なんて落ち込みながら銘柄情報を見ていたら、目に飛び込んできたんですよ、「貸株金利1.25%」って文字が。
これはよい!しばらく塩漬け決定の銘柄にはうってつけ!と思い、ポチッとクリックしていたのです。
その金利が、2月頭には14円、3月頭には15円入ってきたんです。3/5の株価、131円ですよ?100株で1万3100円、それで毎月小銭がチャリーンチャリーン、ちょっと嬉しいじゃないですか。規模小さすぎですけど。
ちなみに、1株だけ持っている花王<4452>の配当金は152円、日清製粉グループ本社<2002>の配当金は42円です。吹けば飛んでいくような金額ですけど、私の株、ちゃんと働いてくれています。
売買での利益も諦めませんが、小さな幸せも引き続きコツコツゲットしていこうと思います!