久々の9連休でお財布が寂しい!?お正月の平均支出額は一体どの位?
年末年始は1年で最も支出がかさむ時期。物価高騰の今、年末年始にこれからどれくらい支出があるのか、昨年と比べどうなるのか気になりませんか?そこで今回は、年末年始の具体的な支出額や動向などを、総務省「家計調査」のデータから紐解きます。ぜひ自分の家計に当てはめて読んでみてください。
年末年始は一番お金がかかる時期。その理由は?
年末年始は忘年会、クリスマス、お正月...と出費の多い時期でもあります。その理由についてもう少し深掘りしてみましょう。
1年で最も支出が多い日は元旦
総務省「家計調査」によると、1年の中で最も消費支出が多い日が1月1日です。2024年1月1日の消費支出を見てみると、その金額は約1万2110円。日常の日別支出が6000~8000円程度なので、金額が多いことがわかりますね。その理由の一つとして挙げられるのが「お年玉」。子どもたちにとっては嬉しい一日でも、財布には少し厳しい一日かもしれません。
1年で最も支出が多い月は12月
2023年の総務省「家計調査」によると、2人以上の世帯の1カ月平均消費支出は約29万3997円でしたが、12月は約32万9518円と3万5000円以上も跳ね上がっています。この支出増加の背景には、年末年始ならではのイベントや準備が関係しています。
例えば、忘年会での豪華な外食やクリスマスプレゼントの購入。さらに、正月の食材は特別感を求めて高級品が選ばれることが多く、普段の買い物よりも食費が増加します。そして、帰省や旅行となると、交通費や宿泊費が一気に家計を圧迫します。年末年始の特別な雰囲気が財布の紐を緩め、「年初めだから」と奮発する気持ちが支出を押し上げる要因となっているようです。
正月の平均支出額はいくら?
2025年、日本の会社の多くは1月6日から仕事始めというところが多いようです。そこで今回は、1月1日~5日までの支出をお正月の出費としてみました。直近2年のお正月期間の日別支出額を比較してみましょう。
2024年の平均支出額は、2023年よりも約114円増加しました。この増加の背景には、物価上昇の影響があると考えられます。特に1月1日の支出は、お年玉や正月特有の支出が影響していると見られます。その後、1月2日から1月5日にかけては、全体的に支出が減少していく傾向がありますが、この減少は年始の消費が一段落し、日常的な支出に戻るためと考えられます。
2024~2025年の年末年始は9連休!
2019年以来5年ぶりに9連休が実現した2024~2025年の年末年始。過去のデータを見ると、2019年の年末年始では、同じ曜日の並びで半数以上の人が休暇を取ったという結果があり、今回も長期休暇を取った人も多いのではないでしょうか。
年末年始は家計にとって大きなイベントであり、支出が増える時期です。物価高騰の影響も続いており食費や交通費の負担が増えますが、楽しい時期を思いっきり楽しむために無駄遣いを避けながらも、楽しいお正月休みをお過ごしください。