住宅購入&住み替えのタイミングはいつがベスト?注意点も

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住宅購入や家の住み替えは大きな買い物ですからタイミングに迷うと思います。今回はそんな方に向けて、FPがおすすめするタイミングや注意点についてお伝えします。
住宅購入、最適なタイミングは?

住宅購入を考えている方は、何がきっかけで購入を考えるようになりましたか?
住宅ローンの相談を受ける際に、皆さんにそんな質問をしています。すると、お答えには一定の傾向が見受けられます。
1) 結婚したから
2) 子どもが生まれたから
3) 子どもが入園・入学をするから
4) 定年退職し、親元から子どもが離れたから
5) 住宅ローンをなるべく早く終わらせたいから
皆さんの回答を見てみると、上記の5つの項目に当てはまることが多いようです。なお、2024年3月に日銀がマイナス金利政策から方向を転換しました。その結果、固定金利も変動金利も少しずつ上昇しています。ただし金利上昇といっても、住宅購入ができないというほどの上昇はしていません。また住宅ローン控除の控除枠も縮小はしていますが、まだまだ魅力的です。
実際に家を買うタイミングは、各世帯の事情もありますので、正解はありません。結婚・出産・進学など、どのようなタイミングでの購入が自分たちには最適なのかをよく検討することが、正解への近道だと思います。

資金面でいえば
1) 諸経費を含め、頭金を最低でも2割程度は準備する
2)現役の間に住宅ローンを完済できる
3)完済が難しければ、退職時までに借入金の70%程度は返済できていることを目安にする
上記の3つが当てはまればおススメのタイミングといえますが、お子さんの教育費や老後資金も含め、まずは長期的な資金計画を作成し、その計画の中で住宅の予算を決めるようにすると過重な住宅ローンを回避することができると思います。
また実際に購入された方の感想を聞いてみると、「子どもが生まれてすぐに家を買ったのはよいが、学区や進学先をあまり考えていなかった」「交通の便が思ったより悪く、車を持たない自分にとっては買い物が不自由だった」等の感想を持っている方が想像以上に多い印象があります。
住宅を購入する際は家族の5年先・10年先を予想し、学校や商業施設などの情報を集めて検討されることをおススメします。
住み替えのタイミングや注意点は?

さてライフスタイルの変化により、購入時にどれだけ一生懸命選んだ家でも、住まいに対するニーズが変わることがあります。
「子どもが独立した」「子どもが増えた・親と同居を考えている」といった世帯人数の変化や、「勤務先が変わって通勤が遠距離で大変」「子どもをのびのびと緑の多い環境で育てたい」といった要望が出てくることもあるでしょう。
これらの要望は「ライフスタイルの変化」の代表的なものといえます。
「間取りの変更」や「バリアフリーへの対応」などは、リフォームやリノベーション、もしくは建て替えによって解決できることもあります。しかし住居の大幅な面積の増減が必要なご家庭や、住環境・交通アクセスなど立地に依存する要素を改善したい方は住み替えを考えていくのも良いかもしれません。
住み替えは、こうした問題を解決し、理想の生活を手に入れるための1つの手段となります。
では住み替えを進めるにあたっての一番の注意点は何かといえば、やはり資金面が挙げられます。現在の住居のローン残高・売却価格・新居の住宅ローンなどいくつもの要因が関係しますので、入念な資金計画が必要です。また新居の住宅ローンは老後資金等にも影響が出てくる可能性がありますので、なるべく従来の返済期間から延ばさないようにしてください。
また住み替えをされる場合は、「現在の持ち家をどうするか?」という大きな問題があります。持ち家の処分方法・既存の住宅ローンをどうやって清算するかを含め、十分に検討して進めてください。
過去の相談事例に「子どもが独立し夫婦2人になった、部屋も余っている」ということがありました。ご相談後、持ち家を売却されたご夫婦は、2人用の交通の便の良い中古マンションに住み替えをされました。こんな住み替えも素敵ですね。