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値動きサインが狙い目!株価が上がる銘柄を見つけるシンプルな方法【株投資11話】

ドタバタ!株投資ルポ うだひろえ

値動きサインが狙い目!株価が上がる銘柄を見つけるシンプルな方法【株投資11話】

この1ヵ月、家事や育児、仕事の隙間時間を見つけては、株式投資の勉強してきました。
そう。今まで避けてきた、チャートを使った「テクニカル分析」を。
そこでわかったことが1つだけあります。それは、「やり方がわからん!」という真理でした。

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株式投資の本をたくさん読んで、初心者なりに勉強し直してみた結果・・・

投資の勉強をする女性
【画像出典元】「iStock.com/mapodile」

本をいろいろと読んでいるのですが、株投資の専門用語やチャートの言葉や説明をいくら頭に強いてみても、右から左に文字が流れて頭になかなか入ってきません。
基本中の基本といわれる「ローソク足」ですら、陰線と陽線、上ヒゲ下ヒゲ、胴体(柱)のそれぞれの意味を覚えてパッと見て理解するのに数ヵ月かかりました。しかもそれぞれの長さや位置が意味するところやシグナルは何度本で確認しても忘れます。
相場が休みである土日を挟もうものなら、今まで覚えたものの8割ほど忘れている自分にがっかり。

「叩き込むしかない、本も何十冊と読みましょう」ともいわれますが、こんな歩みで全てを理解する頃には私、何歳になっているのだろう……と途方に暮れます。
そうだ!だから「ええい、とりあえずやってみよう」と株を始めたのだった……とダメな初心にリターン。

しかし、3歩進んで2歩下がりつつもワンツーワンツー歩いてきた分、ちょっとだけ「経験値」がたまっております。
こんなに時間もなくて理解力がない私でも、できる方法はないか!?

時間がなくてもできる、上がりそうな銘柄を見つける方法を考えてみた・・・

例えば前回は、株アプリの「検索」で「チャートの形」を見ていて、「もみ合い」から「上放れ」する銘柄を見つけることができたのです。
でも、「もみ合い」チャートから「上放れ」を見つけるのは時間に余裕があるときしかできないんですよね。

それよりも、時間ができたときにチョチョッといい銘柄を見つけることができたら。
毎日チェックしなくても1日張り付いてタイミングを探らなくてもいい方法ってないの?

そこで、楽天証券の「スーパースクリーナー」で、さまざまな検索条件を見てみました。

スーパークリーナー画面
これが楽天証券の株アプリ「iSpeed」の銘柄検索画面。画面中央にあるのが「スーパースクリーナー」。

スーパースクリーナー
スーパースクリーナーで検索条件を指定。さらに「検索条件追加」で、より詳細な指定が可能です。


ここで、私の目に止まったのは「テクニカル」の項目。株価チャートをさまざまな条件で検索できる機能です。


難しい単語が並んでいますが、その中でも気になった「ボリンジャーバンド」という言葉。

これって説明を読んでも難しすぎて正確には理解していないのですが、ものすごーくざっくりいうと「値動きの偏差値」だと思っています。
つまりチャートの形から、「数値が高い=買われすぎ」とか「数値が低い=売られすぎ」がわかるのです。

ではそれをどう活用するかというと・・・

私が本を読んで記憶に残っているのは、「初心者向けの本では、買われすぎは『反落のサイン』として逆張りをすすめられるが、実は『トレンド発生!』の順張り指標」という話。
つまりそれは・・・「上放れ」のサインなのでは!?と思い至ったのです。

もしかして見つけた!?「ボリンジャーバンド」で検索した銘柄の値動きがスゴイ!

株の値動きをチェック
【画像出典元】「iStock.com/Witthaya Prasongsin」

おそるおそる、「スーパースクリーナー」にかけてみます。


スーパースクリーナー画面に戻って、東証一部と投資金額、「ボリンジャーバンド」を2σ~3σに指定して検索します。

条件指定で、「ボリンジャーバンド/2σ~3σ」(このσ(シグマ)って単位を見るだけで気絶しそうになる文系脳ですがグッと堪え)に、プラスで「東証1部」「投資金額:5万円から13万円」で、4月10日13時時点で16件出てきました。


検索結果がずらっと表示されます。上がってる銘柄が多い(※画像は記事作成とは別の日のため、銘柄や株価等が異なっています)。

サクサクとそれらのチャートを見ていると・・・確かに、グンっと上がっているものがいくつもある!!

気になったのをピックアップすると
■ハブ(3030):英国風パブ「HUB」の経営。3/11に安値904円からグングン上がり4/9高値1097円→4/10高値1130円。
■ CARTA HOLDINGS(3688):ネット広告。4/9高値1158円→4/10高値1232円。←これ二度目の上放れ。
■レッグス(4286):アニメやマンガとのコラボカフェ展開。4/3高値956円→4/10高値1209円
■クリーク・アンド・リバー社(4763):テレビ・ゲーム・Web等映像関係派遣、制作など。4/4高値1186円→4/10高値1324円

チャートの例として「ハブ」を挙げます。2σ(ピンクの線)よりも上だと「売られすぎ」、値下がりサインと取るか、人気に火がついたと見るか。

チャートの表示期間を長くしたもの。ハブはこの1ヵ月ほど上り続けているのがわかります。


これってもしかして・・・ちょっと興奮してきました。いや、ちょっとはウソ、かなりです。
この勢いで次回は、実際に銘柄を選んで株を購入する様子をお届けします!

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