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退職金は退職理由で金額が変わる!何年勤務したら支給対象になる? (3ページ目)

そなえる 権藤 知弘

これは企業が毎月掛け金を積み立て、従業員自身が、自ら年金資金を運用する制度です。運用先が元本確保型・元本変動型と分けられており、運用の成績によって受け取る金額が変わります。採用した企業にとっては一定の資金以上の準備が不要なためメリットは大きいのですが、従業員側にとっては運用が伴いますので投資に関しての知識が必要です。

退職金をもらったら考えたいこと

資産運用
【画像出典元】「iStock.com/mkurtbas」

退職金を受け取ると頭に浮かぶのは資産運用ではないでしょうか?正直なところ退職金の運用はよく考えた方が良いと思います。大部分の方にとっては見たことのないようなまとまった金額が口座に振り込まれます。そうすると舞い上がってしまい、ついつい「資産運用をしなきゃ」という気持ちになりがちです。

資産運用の経験があれば別ですが、それまで資産を運用するという経験がない方がいきなり大きな金額を運用しようとするのはリスクが高くなりすぎます。もし運用をされたいのであれば株や不動産などではなく分散して投資を行う投資信託が良いでしょう。

投資信託を活用するのであれば手数料の安いバランス型の商品に毎月いくらというようなコツコツとした積立投資をおすすめします。タイミングを分けることで利益を得やすくなりますし、一時払いで損をする可能性も下がります。

また退職金の預け先はとりあえず普通の銀行口座で構いませんが、一つの口座の上限は1000万円までとしましょう。現在はもし銀行が破綻したとしても、普通預金と定期預金をあわせて1000万円までの元本と利息が保護されるようになっています。逆にいえば1000万円以上の部分は保護されません。もし退職金が多くご自身の残高が1000万円を超えるようであれば、分けて預金するということはリスクの軽減になります。

なお「退職金プランで利率が高い特別なプラン」をすすめられることもあると思いますが、それは手数料の高い投資信託の購入などが条件であることも多く、特別金利も3カ月~6カ月の期間限定ということもありますので、よく考えてからの利用をおすすめします。

パートだけど退職金がほしい! 目標1000万の退職金資金 Y.M.さん(50代女性)

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退職金をもらうまでの間に少しでも運用の知識を身に付けて

退職金は仕事を辞めることで受け取るものですので、金額がいくらなのか?いつもらえるのか?など事情が複雑です。資金の性格上、なかなか他の人には聞きにくいものですので会社の退職金規定などを確認してください。

また転職することが当たり前の時代になってきました。そのため企業では持ち運びができる退職金として企業型確定拠出年金の導入も進んでいます。確定拠出年金は運用の知識が必要です。企業型の他に個人型の確定拠出年金(iDeCo)もありますのでご自身で勉強をされることも必要になっていくと思います。

今後、退職金と年金だけで老後の生活費を賄うことは難しい時代になっていきます。退職金がいくらぐらい支給されるかを調べるのは難しいところですが、ぜひ現役のあいだに少しでも資金を増やすということをスタートさせてください。

退職金についてのQ&A

Q 退職金制度がある会社、ない会社どちらが多いのですか?

A 退職金は法的な義務がありませんので導入するか否かは各企業の判断に委ねられています。国の調べでは8割以上の企業が導入をしていますが、転職することが一般的になってきましたので「定年まで勤務して○○千万円」というようなケースは少なくなっているようです。

Q 退職金はいつもらえる?支払い日が決まっているのですか?

A 退職金の有無自体が各企業次第になるため、同じように支払時期に関しても各企業によってバラバラです。早ければ1カ月から2カ月、場合によっては半年程度を要することがあるようです。

 

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