お金

教えてFP「PayPay銀行の誕生」が私の生活にどうメリットをもたらすの?

かりる 中村 賢司

教えてFP「PayPay銀行の誕生」が私の生活にどうメリットをもたらすの?

【画像出典元】「Koshiro K / Shutterstock.com」

2021年4月5日から、ネット銀行の先駆け的存在の「ジャパンネット銀行」が「PayPay銀行」に社名を変更し、サービスもPayPayアプリと連携されることが発表されました。PayPayアプリでは新たに個人向けローンの提供が始まり、シームレスな申し込みを実現可能とし、さらなるUI・UXの向上が期待されています。

PayPayアプリを利用している方も多いと思いますが、新しく誕生するPayPay銀行を活用することで、私たちはどのようなメリットを感じることができるのでしょうか。今回はPayPay銀行について詳しく解説します。

PayPay銀行って?

PayPay銀行はリアル店舗を持たないインターネット専業の銀行です。新銀行ではなく、ジャパンネット銀行という現在も営業しているネット銀行が2021年4月にPayPay銀行へと商標を変更してサービスを提供します。1990年代の金融自由化、2000年代のインターネットの普及など私たちを取り巻くお金と通信の環境は大きく変化をしてきました。そんな時代の変化のなかでいち早くリアル店舗を持たず、インターネット専業の銀行として開業したのがジャパンネット銀行です。

2000年10月に開業した後の2006年にインターネットサービス事業を中心に成長しているヤフーが経営に参画しました。その後、さまざまな紆余曲折を経て、現在はヤフーの親会社であるZホールディングスの銀行部門としてサービスを提供しています。

ジャパンネット銀行からPayPay銀行になった背景

銀行・クレジットカード・投資などの金融サービスだけではなく、生活に密着しているサービスの連携が一番取れているのは楽天グループでしょう。ひとつのアカウントに全てのサービスが集約・連携されユーザーは利便性が高まり、企業側は顧客情報を有効活用して利益を上げています。

ヤフーの親会社であるZホールディングスも同じように各種のサービスを提供していますが、名称がグループ会社として分かりにくいためPayPayブランドに統一することで認知度のアップを狙っていることが背景としてあげられるでしょう。

 
Zfinancial報道資料: https://www.z-financial.co.jp/news/2020/0731/

PayPay銀行になると私にはどんなメリットがあるの?

キャッシュレス決済
【画像出典元】「stock.adobe.com/metamorworks」

2019年にサービスの提供が始まった二次元コード決済であるPayPay、皆さんは利用されていますか。

街中のいたるところで「PayPay使えます」というプロモーションが行われていますが、この二次元コード決済サービス「PayPay」もZホールディングスの金融部門サービスのひとつです。

このようなキャッシュレス決済のサービス利用時もグループ会社であるPayPay銀行を活用することで、従来よりもポイントが貯まりやすい・今よりもさらにチャージがしやすいなどのサービスアップが期待できるでしょう。

ニュースになった「不正送金」、もう安全?

近年、不正送金やフィッシング詐欺など、従来はなかった金融犯罪が増加してきました。そのなかでもネット銀行はリアル店舗がなく、インターネット上かコールセンターでサービスの提供や相談をするという特性上、利用者がどうしても狙われやすいのは事実だと思います。

金融機関を装ったメールだけではなく、宅配業者の不在通知を模したショートメールを送り「本人確認のため」と銀行情報やクレジットカード情報を盗み悪用される事件が後を絶ちません。

事件を受け、出金や振り込みによる送金の際はトークン(パスワード発行機)などを活用して悪用を防ぐような手段(選任スタッフによる24時間365日監視体制や、口座情報の暗号化など)を銀行側も用意していますが、最終的にはユーザーのリテラシー(意識・知識)のアップが必要だと思います。

参考:金融犯罪の手口(全国銀行協会)https://www.zenginkyo.or.jp/hanzai/15300/

FPがすすめる「PayPay銀行のお得な使い方」

ネットで買い物する女性
【画像出典元】「stock.adobe.com/contrastwerkstatt」

PayPay銀行をお得に使える人は次のような方と考えます。

二次元コード決済でPayPayをよく使う人

二次元コード決済を利用する際、クレジットカードを連携するか利用代金を前払いする形で銀行口座からチャージをする必要があります。PayPay銀行を指定するとチャージが簡単にでき、PayPay残高を現金で出金する際も手数料が無料で送金できます。(他行の場合は手数料が必要となります)。また口座と連携することで使い過ぎの防止にも役立ちますし、ポイント還元率が高くなることもメリットとなるでしょう。

ヤフーのサービスをよく使う

お買い物や旅行、オークションなどのサービスでヤフーをよく利用される方はPayPay銀行を連携させておくと良いかもしれません。

現状では支払いが簡単であることや、オークションの売上金の入金が早いなどのサービスがありますが、今後はさらにサービスの拡充が期待できると思います。

まとめ

これからの生活にネット対応・キャッシュレス決済などは欠かせないサービスになるでしょう。時代の変化に合わせて「よし、何か始めよう」という方にとってPayPay銀行は選択肢のひとつになると思います。お得なキャンペーンを行っている時期もあるので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

えっ、銀行口座を持ってるだけで維持手数料がかかるように!?いつから?

ジャパンリスク対策!? ~海外に銀行口座を開設するのは本当にオトクか? その1