投資とか言ってられない限界キタ…とにかくどれを売る!?【初心者株投資33話】
監修・ライター
長引くコロナ禍にあって見つけた希望の光、手は届くのか!?
前回の記事から1カ月、現在、2021年1月に出された緊急事態宣言の延長が決まり、さすがに気持ちが萎えています。
そんな中でも、1月にピックアップした「ESG銘柄」に希望を見出します。特に「コニカミノルタ<3861>」は1/5の終値380円で配当金25円という、私でも手の届きそうな金額なのに高配当、しかもみんなが知ってる有名企業。技術に期待して、よし買おう!と決めました。
翌日1/6の始値は379円、ちょっと様子を見ていたらググンと上がって高値391円。あら上がっちゃった。でもまた戻るかな、緊急事態宣言が出るし。と思っていたら翌日高値404円をマーク。そのまま380円台に戻ることなく、グングンググンと上がります。
いやでも2/2に決算があるし、前情報だとこの決算は赤字みたいだし、さすがに下がるでしょう…なんて思っていたら、これを書いている2/5の終値は523円です。523円です…(泣き崩れる)。
1カ月で143円の値上がりです。100株買ってたら14300円です。200株買ってたら?300株買ってたら!?の繰り返し。なんでこんなに上がるの!?
ちなみに2/2に決算発表があり、ニュースになった時のタイトルも「赤字転落206.43億円」なんて文字が踊ったんです。落ちると思うじゃないですか。なぜか上がるんですよ。株掲示板の反応を探ってみても、これといった理由が見当たりません。株式投資、まだまだ謎すぎます。
もう限界だ、売ろう!塩漬け株との別れを決意!
ここでまだ買うかどうか。目的は「ESG銘柄」の購入、すなわち「未来への投資」だったわけですから、ちょっと値上がりしたって買えばいいんですよね。しかし、100株4万円切ってるから買おうと思ったのが、5万円以上となると、途端に買う気がしなくなる人間の心理。だって1万円の違い。この1万円がコロナ禍でダメージを負ってる心には、ずしんと来るのです。
わが家の場合、あからさまな危機に瀕しているわけではないですが、じわじわと世帯年収に響き続け、それがここにきて露骨になり、年は越せたけど、これはちょっともう、投資とかいっていられないのでは、というところまできました。
新たな銘柄を買うには、売らなくてはならない。いや、なんなら、今月の家計を平和に乗り切るためには、売って現金にしなくてはならない!というところまできてしまいました。
ただ、今月早いうちに確定申告を終えることできれば、早いうちに還付金が入ってくるし、何より緊急事態宣言が解除されれば、また投資のことを考える余裕も出てくるはず。というかそれを信じて、やっていくしかありません。
なので、今!今のために!!「いつか上がる、というか戻る」と思い込んで見てみぬふりをしていた塩漬け株を、売却することに決めました。
さてどれを売る?少しでも戻したアイツか、もう諦めのコイツか。決断の時ーーー!
ここで私の塩漬け株ラインナップを紹介します。現在値は2/5終値です。
(1) 中外鉱業<1491>
300株、平均取得価額21円、現在値40円、時価評価額1万2000円、評価損益+5700円。
…破格値の鬼滅銘柄。プラスになってるが元々が安いのでプラスももう少し欲しいところ。
(2) ネクスグループ<6634>
200株、平均取得価額514円、現在値178円、時価評価額3万5600円、評価損益-6万7200円。
…もはやどうして買ったのか思い出せないくらい、私の塩漬け株最古参。株主優待で旅行費用割引や旅館宿泊割引などあるが使ってない。評価損益のマイナスが大きすぎて認めたくない。
(3) 日産自動車<7201>
200株、平均取得価額643.30円、現在値622.8円、時価評価額12万4560円、評価損益-4100円。
…300円台という暗黒時代を乗り越えて、やっと、やっとここまで来ました。最初に100株買った時は「1000円切ったから」と900円台で買ったんです。それをナンピン(※)して600円台にして、待って待って、やっとここまでです。
※ナンピン・・・保有する銘柄の株価が下がった場合、買い増しをして平均購入単価を下げること。
(4) ヴィア・ホールディングス<7918>
100株、平均取得価額655円、現在値273円、時価評価額27,300円、評価損益-38,200円。
…こちらもマイナスから目を逸らしたくなるが、そもそもここはうちの近所の焼き鳥屋さんが傘下にいる外食サービス、株主優待で安く飲み食いできることに重宝してるので、株価が安いならナンピン(※)したいくらい。コロナ禍でも頑張って欲しいから応援したい。
この4つです。状況が許してくれるなら、このままそっと4つとも塩漬け倉庫に戻したいです。
でも売ると決めました。問題はどれか、なだけです。
(1)はプラスですが、売ってもそれほど利益にならないのでパス。
(2)もマイナスが大きすぎて売る気になれないけど、もうこれ以上持ってて意味があるのか甚だ疑問。
(3)は今来てる。売ったら10万円以上になる、評価損益はマイナスだけど、手元に現金がこれだけ来る。
(4)はやっぱり今は売りたくない。ナンピンしたいくらい。焼き鳥、今もよくテイクアウトしてお世話になってるし。
はい、決めました。人間腹を括ると決められるものですね。今、次の市場での売り注文を成り行きで出してきました。
(2)のネクスグループ<6634>とお別れします!概算約定代金3万5600円、手数料55円で、概算受渡代金3万5545円、概算損益額-6万7255円です!!
泣ける!けどスッキリです!!