羽毛布団より暖かい&コスパ抜群?今冬はシンサレート布団でOK
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最近注目を集めている「シンサレート布団」をご存じですか?羽毛布団よりも暖かいとされながら、比較的手頃な価格で販売されている掛け布団です。良い睡眠のために役立つ情報と共に、寒い冬に活躍しそうなシンサレート布団の魅力をご紹介します。
シンサレート布団の素材とは?暖かいさの秘密は繊維の細かさ
「シンサレート」とは、世界的な素材メーカーである3M社が開発した高機能中綿素材。微細なマイクロファイバーでできた新素材です。
優れた断熱性と保温力を持つ素材で、繊維がとても細かいため空気をたっぷり閉じ込めることができ、ポリエステル綿に比べると、同じ厚みで約2倍の断熱効果を発揮すると言われています。
また吸湿性が低いため湿気に強く、濡れてもすぐに乾きます。その特性から、ウインタースポーツのウェアや防寒着の素材としてよく使用されています。
そして最近注目を集めているのがこのシンサレートを使用した布団。そのメリットを確認してみましょう。
・軽くて薄い
・断熱性に優れ保温力が高い
・ニオイがない、羽毛のホコリが出ない
・価格が手頃
・丈夫で洗濯に強い
こまめに洗濯できるので、羽毛アレルギーの方はもちろん、ダニアレルギーの方にもぴったりです。
冬の安眠に最も適した室温は16~19℃
ではここで、快適に眠るための環境について確認しておきましょう。
安眠のために必要な条件には、「明るさ」「音」「温度」「湿度」などがあります。
そのうち明るさや音は、なるべく暗くて静かな方がベターですが、かすかな灯りや自然音程度があった方が眠りやすい場合もあるので、個人の好みに合わせて調節してみてください。
室温に関しては、一般的に夏季は28℃以下、冬季で10℃以上が良いといわれています。
特に冬季の安眠に最も適した室温は16~19℃。部屋が寒すぎると呼吸器にもダメージがあるので、エアコンを適宜利用したいところですが、その場合は乾燥に要注意。理想的な部屋の湿度である50%より下がり過ぎないように気を付けましょう。
また、寝床の快適な温度は33±1℃。湿度は50±5%。この値になるべく近づけるために、パジャマや寝具での調節も必要になってきます。
シンサレート布団のデメリットは?羽毛布団と比べると・・・
断熱性が高く保温力に優れているシンサレート素材ですが、一方で布団になると吸湿性が低いという点がデメリットに。
寝ているときの汗を吸収・放湿しにくいため、温度調節が難しくなることがあるのです。
その点、羽毛布団は通気性が良く吸湿・放湿性に優れているため、快適な寝床環境を保ちやすいという利点があり、夏以外のスリーシーズン利用することも可能です。
また、フィット感もやはり羽毛布団の方が上回ります。シンサレート布団は軽すぎて身体にフィットしにくい場合があります。
羽毛布団の方がメリットが多いイメージですが、羽毛布団の品質はピンキリです。良い羽毛布団はどうしても高価になってしまうのが最大の難点かもしれません。
シンサレート布団にも、中身を他の機能性素材と組み合わせたり、キルティング加工で身体にフィットしやすくしたりと、弱点を補うような商品が多く登場しています。
シングルサイズのおすすめシンサレート布団を紹介
実はシンサレート素材にもバリエーションやグレードがあります。
このうち羽毛布団の代わりとして使用するなら、おすすめは「Type-C(スタンダード)」より断熱値が15%アップした「Type-U(ウルトラ)」で、密度が150のもの。
このウルトラ150の掛け布団で、代表的な商品をご紹介します。どちらも日本製で、150×210のシングルロングサイズです。
タンスのゲン
中綿に、軽くてやわらかな羽毛タッチの「東レft綿」を使用し、より羽毛の感覚に近づけた商品。施されたキルティングも、自然に体に沿うような形状です。同じ厚みでも羽毛の2倍の保温力があり、家庭で洗濯可能。
シンサレートウルトラ150使用 洗える 掛け布団 シングル 5480円(税込)
アイリスオーヤマ
中綿に、吸汗・速乾、抗菌・防臭、防ダニなどの効果を持つ東洋紡の「フィルハーモニー」を使用。丸洗いでき、ホコリも少なく清潔です。カバーはピーチスキン加工で肌触りなめらか。
あったかフィット掛布団ウルトラシンサレート シングルロング NA-TL-2 5980円(税込)
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シンサレート布団は、その保温力の高さから真冬用の布団として活躍しそうです。手軽な価格で試しやすいのも魅力的。寒い冬の安眠を、ぜひお得な新素材で手に入れませんか?