塩漬け株がまさかの爆騰!?決算またぎの売りは成功なるか!?【初心者株投資66話】
監修・ライター
恐怖の瞬間、注目グロース株の急落を目撃!
2024年1月にスタートする新NISAに向けて、投資コンテンツが賑わっていますね。ゆるゆるな私もさすがに背筋を伸ばして、投資プランを見直そうと思っております。
そんな中、ニュースチェックをしておりましたら、ずっと追っている食品系成長株のベースフード<2936>が、話題になっておりました。
なんでも、24年2月期の業績予想を上方修正、赤字幅が縮小するという見通しが示されて、年初来高値を更新、10/16に818円をマーク。1/19の年初来安値318円からの着実な上昇、私としては「買っておけばよかった~!」といつものセリフが出ました。からの、すぐに落ちてその日の終値645円で急落ランキングにも登場するという急展開。このアップダウン、数年相場を見ていても慣れず、怖すぎます。
しかもそこから反発して戻っていくかと思いきや、グロース株全体が厳しい状況で下がり続けていきます。10/20に香港でECサイトオープンのニュースに少し回復したものの、同日にまさかのニュース、商品にカビ発生、そして自主回収とのこと。
参照:みんかぶ「ベースフードがS安ウリ気配、『BASE BREAD』のカビ発生判明で対応を発表」
香港のニュースなど吹き飛ぶほどの見事な急落、ストップ安。胸がキリキリしてきます。「買っておけばよかった~!」の時に買っていたらと想像して背筋が凍ります。
しかし10/24に安値416円をつけてからは、ゆるゆると回復基調、魅力的な商品を出している企業であることには変わりないので、新NISAでの購入候補として、引き続き追っていきたいと思います。
予想の遥か上を超えていく現実…塩漬け株が爆騰!?
しかしこの間の一番のトピックは別でありました。それは、私の塩漬け倉庫に眠っていた、飲食店銘柄のヴィア・ホールディングス<7918>が、まさかの展開を迎えたのです。
そもそも、私の平均取得価額は655円。それがコロナ禍で下がり、下がりに下がって、6/16の年初来安値は81円でした。もう100円切ったあたりから、あまりの下げ幅に「もう見たくない!」となり、塩漬け倉庫に格納。じっくり熟成されておりましたが、ついにこの年内で一般NISAの非課税期間が満了になってしまうという事態に。さすがに売らねばならぬ、ならばせめてもう少しだけ回復している時に…と頭を悩ませていたのですが。
10/18に業績予想を発表。それがなんと、営業損益は2000万円の赤字から7700万円の黒字に上方修正という、飛び出るような結果。「よかったねぇ!!」と「小さな頃から見ている親戚のおばちゃん」の気分でお祝いしたくなりました。
そこからはこの銘柄で見たことない言葉がネットニュースに飛び交います。買い気配、大幅続伸、値上がり率上位にランクイン!こんな展開が待ち受けていたなんて、投資のストーリー、先が読めなさすぎです。
ナンピンしておけば!いつも悩みは売り時。決算またぎで勝負!
ついには、世界情勢の影響で相場が落ち込む中、「影響を受けない外食系は年初来高値を更新してるよ」というニュースに、吉野家ホールディングス<9861>やサイゼリヤ<7581>と一緒にヴィア・ホールディングスが並んで載るという快挙。
参照:ロイター「日経平均は小反発、下落後の反動で 不透明感で上値は重い」
こうなってくると思うことは1つ。そう。「ナンピンしておけばよかったあぁぁ!!」
何度も思ったナンピン、でもやめてきたナンピン。こんなに悔しいことある?
まあ悔やんでも仕方ないので、ここは売り時を見極めるしかないのですが。
となると、次なる山場は、11/8に迎える決算発表なのは間違いありません。業績予想がこんだけいいんだから、そりゃ上がるでしょ!と期待してしまいます。
しかし相場の世界では「決算またぎはギャンブル」なんて言われるほど、難しいんですよね。決算前に売るか、またぐか…悩ましすぎます!
それでも、やはりここは信じたい、奇跡の回復を!ということで、決算前に売らずに保有で決戦!決算またぎを決行しました。決算前に株価は下がりましたが、決算またぎを避けての売りが増えるというセオリー通り、ぐっと堪えて様子見。
そして運命の決算翌日、どかんと上がっちゃう!?との淡い期待もむなしく、がくんと下がり、そのまた翌日もまた下がり。今回も「決算がいい後に下がる」という謎現象を目撃するハメになりました。でも投資経験だけは積んできた私、「そういうものなんだな」と思えたのはかなりの成長です。
ところが、翌営業日にはジャンプアップ!そのまた翌日にはまた上がって、無事に年初来高値更新!キマシタよ~!これです、これ!投資の楽しさを実感する瞬間、たまりません!
この先忘年会シーズンでより上がる期待もあり、新NISAをすっきりスタートさせられるかどうかもかかっていますし、ここは勝負時!確実に売ります!