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地味だけど王道!年間100万円貯金が叶う節約術をFPが直伝!

ためる 中村 賢司

地味だけど王道!年間100万円貯金が叶う節約術をFPが直伝!

【画像出典元】「iStock.com/Jae Young Ju」

皆さんはどのような方法で日々貯金をしていますか?たとえば年間100万円を貯めるといってもその方法はさまざまです。仕事を頑張って「収入を上げる」か、節約をして「支出を減らす」か、どちらかができれば貯金は必ず増えます。

仕事を頑張れば収入が上がるという方は、どんどん仕事を頑張ってください。しかし働き方改革の影響で残業が減らされ、それもなかなか望めないという方も多いことでしょう。

そこで今回は、節約をして支出を抑え、少しでも貯金にまわすことにポイントを置いて解説します。食費や固定費の見直しなど基本的な節約方法とともに、注意すべき点はどのようなものがあるのかポイントもご紹介。「すごい!年間100万円貯金できた」と胸を張れる日がくることを目指して楽しく節約していきましょう。

1. 節約と貯金の最大の味方、家計簿をつけよう

家計簿は「節約」と「貯金」のためには欠かせないツールです。家計簿をつけている人と、つけていない人では、お金の貯まるペースが違います。家計簿をつけている人は、支出の管理が上手で節約のポイントを良く心得ています。更に貯金に対する想いも貪欲で、具体的に毎月いくら貯金するという目標が明確なので、それがストレスのない節約にも繋がっています。お金を貯めるのが上手な人ほど家計簿をつけていることが多いようです。

家計簿はムダ遣いを防ぐ有効な方法
1度や2度、たまのムダ遣いではなく、家計を圧迫するほどムダ遣いが多い方に家計簿はおすすめです。家計簿をつけていると、先月の家計が厳しかったのはこの服を買ったからだ、今月はちょっと抑えようという反省材料にもなります。

自分に合った家計簿のつけ方を見つけよう
自分に合った方法を見つけてください。パソコンが好きな方は家計簿ソフトやエクセルで、手書きが好きな方は書店に並んでいる家計簿を使うのも良いでしょう。それが面倒な方は、レシートを集めてノートに貼っておく、それだけでも1カ月でいくら使ったか把握でき、使途不明金がなくなります。

目標を立てることも大切です。「いつまでにいくら貯める」という目標を、通帳や家計簿、もしくはノートなどのどこかに書いておくことによって、いつでも目にすることができ、意識も変わってきます。

家計簿が三日坊主にならない、続けるコツは?
家計簿をつけるとき、誤差はあまり気にしないことが三日坊主を防ぐコツ。1円単位まで合わなくても構いません。レシートが見当たらず正確な金額が分からなくても、大体500円と記憶しているなら500円と記入しておきましょう。そして、人に見せるということも続けるコツです。パートナーに見てもらうことや、インターネットで公開するという方法でも構いません。家計簿を公開するサイトもあるので、こうしたサイトを活用するのも有効な手段となるでしょう。

次に、予算を立てることです。外食が多かった、携帯をたくさん使い過ぎてしまったという反省はいつでもできるのですが、家計簿をつけることにより、反省だけではなくて次の月に活かされるようになります。収入から固定費を引くと、使えるお金が計算できます。使えるお金を今までの家計簿に基づき、予算を立てます。この予算は目的別に袋分けして置いておくとなお良いでしょう。

2. 食費を節約しよう

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【画像出典元】「iStock.com/HAKINMHAN」

スーパーでのお買い物では1円単位の節約をするけど外食で何千円、何万円を使ってしまう…。何か違いますね。これは節約する所を間違えています。あまり1円単位のギスギスした節約をするのではなく、外食を1回我慢する方が効果は大きいのではないでしょうか。

次に注意したいのがまとめ買いです。それは本当に必要なものですか?と購入前に自分に問いましょう。冷凍食品や冷凍できるものならまだいいですが、冷凍できない食品まで買ってきて、安かったから得をしたなんて・・・そうではないですね。雰囲気買いに注意しましょう。また冷凍庫に1カ月以上眠らせている食品があれば、次から量や買い方を考え直しましょう。

多くのご家庭で意外と出費になっているのがお菓子代。大人になっても甘いものが好きな人は結構多いですね。何を隠そう著者も甘いものが大好きです。でもそのお菓子、どこで買ってますか。まさか近くのコンビニってことはないですよね。コンビニでお菓子を買うほどもったいない買い物はありません。コンビニで300円のものがスーパーで200円、コンビニで200円のものがスーパーでは98円で売っています。コンビニは便利ですが、極力使わないようにしましょう。

また、毎日の昼食代も馬鹿になりません。食費を節約する手段として有効なのが、毎日の昼食を手作り弁当に変えること。併せてマイボトルで飲み物を持参すると効果大です。これからはお昼ご飯でも節約していきましょう。

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