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≪費用・間取り付≫室内窓で明るい空間を実現したリノベ4事例

1000万円でかなうコト 松山 真介

≪費用・間取り付≫室内窓で明るい空間を実現したリノベ4事例

目次

窓から光がさんさんと差し込む明るい住まい、憧れますよね。けれど、特に集合住宅ではすべての部屋に窓を設けるのが難しい場合も。もっと明るくて風通しのいい部屋にできたら快適なのに・・・そんなお悩みを解決できるのが「室内窓」です。今回は、リノベエステイト代表・一級建築士の松山真介さんに室内窓を取り入れたリノベーションの実例を教えてもらいます。

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【開放度:小】滑り出し窓で光を取り入れ、お互いの気配が分かる

最初の事例は、88㎡4LDKのマンションを主寝室+子ども部屋+LDKにリノベーションしたケース。夫婦+子ども2人のご家族です。リノベーション工事費は約1400万円です。

《リノベ前後の間取り図》
BEFORE
リノベーション前間取り

AFTER
リノベーション後 間取り

リノベーション後 リビングルーム
リビングルームと子ども部屋の間仕切り壁の上部に小さな窓を設けました。横軸を中心に回転するように窓が開く「回転窓」です。壁の向こうが子ども部屋です。視覚的にはつながっていませんが、お互いの気配が何となく分かります。

リノベーション前 子供部屋
こちらはリノベーション前の子ども部屋。北向きの窓だけです。

リノベーション後 子供部屋
リノベーション後の子ども部屋です。リビングとの間仕切り壁の上部にも窓を設けたことで、採光も風通しもよくなりました。

【開放度:中】開け閉めできる窓で、家族のコミュニケーションが向上

次の事例は104㎡3LDKのマンションをリノベーションしたケース。夫婦+子ども3人のご家族です。リノベーション工事費は約1300万円です。

《リノベ前後の間取り図》


全体の間取りは大きくは変わっていませんが、リビングルームと子ども部屋の間に開け閉めできる「引き違い窓」を設けました。こうした窓の取り付けにかかる費用は、約10~15万円。およそドア1枚分の値段と考えておくといいでしょう。

リノベーション後リビングルーム
部屋がぐんと広く見えますね。開け閉めできることから、子ども部屋に子どもがいてもコミュニケーションがとりやすくなりました。また、障子や襖ではなく窓で仕切ったことで、窓下の壁に沿ってリビングルームにはソファーを、子供部屋には机や本棚を置くことが可能になりました。

キッチンから見た子供部屋

台所から見るとこんな感じです。料理をしながら子ども部屋の様子が分かります。
「プライバシーが気になる年頃になったらブラインドをとりつけたり、すりガラスに変えたりすればいいのです」と松山さん。もっと簡単にするなら、遮光性の高いシートを張るだけでもOKです。

【開放度:中】室内窓の効果でどの部屋も明るく、風通しがよくなった

そしてこちらは87㎡4LDKのマンションを主寝室+LDK+トランクルームにリノベーションしたケース。夫婦2人暮らしです。リノベーションにかかった費用は約1400万円でした。

《リノベ前後の間取り図》
BEFORE
リノベーション前の間取り

AFTER
リノベーション後の間取り
リノベーション前のキッチン

リノベーション前の廊下
リノベーション前のキッチンと玄関へ続く廊下です。どちらも光が届きにくく薄暗い空間でした。

rリノベーション後リビングルーム
リノベーション後。LDKが一体となり明るいキッチンに。そして、玄関からLDKに向かってぐるりと土間が通っています。その土間に面して主寝室や洗面脱衣室を配置し、引き違い窓を設けました。

リノベーション前の洗面脱衣室
リノベーション前の洗面脱衣室です。マンションの洗面脱衣室は窓を設けにくく、どうしても暗くなりがちですよね。

リノベーション後洗面脱衣室
リノベーション後の洗面脱衣室です。窓の向こうが土間で、そのさらに向こうに外に面した窓があるという構造です。室内窓を取り入れることで、外からの視線も遮りながら明るく風通しのいい空間になりました。

リノベーション後寝室
リノベーション後の主寝室です。土間という緩衝空間があることで、外の音も気になりません。暑さや寒さも和らぎ、快適に眠ることができます。

【開放度:大】フィックスの全面ガラスで、広々とした空間を演出

最後は、67㎡3LDKマンションを主寝室+LDK+ WIC(ウォークインクローゼット)にリノベーションしたケース。夫婦2人暮らしです。リノベーション工事費は約1000万円でした。

《リノベ前後の間取り図》
BEFORE
リノベーション前間取り

AFTER
リノベーション後間取り



リノベーション後の主寝室
主寝室とLDKを全面ガラスで仕切りました。開け閉めはできないフィックス(はめごろし)のタイプで、左側に設けたドアから出入りします。襖や障子で仕切る場合と比べて約3倍の費用がかかるとのことですが、広々とした開放感が感じられる空間になりました。寝室の壁にかけたアートもリビングルームから眺めることができます。


主寝室は、リノベーション前は和室でした。モダンな空間に大変身しましたね。

「施主のご夫婦は、ギャラリーのようなシンプルでオープンな空間を希望されていましたが、寝室は冷暖房の効率や就寝環境を考えると、閉じた空間の方がいい。そこで全面ガラスで仕切り、視覚的にはつながって見えるようにしました」と松山さん。目隠ししたいときのために、カーテンを取り付けられるようにしているそうです。


窓の開き方はここで取り上げた以外にも、上げ下げ式や押し出し式などさまざまあります。フレームの素材もアルミや木のほかに、最近ではスチールも人気だそうです。室内に設けるものなので、外気による劣化を考える必要もなく、デザインの自由度が高いのも室内窓のいいところ。外に面する開口部を自由に変えられない集合住宅でも、工夫次第で明るく快適な住まいにすることができます。ぜひ参考にしてみてくださいね。

※【画像・間取り図出典元】いずれも「リノベエステイト」

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