30代必見!! データで見る、30代のお金事情とは?
四十にして惑わず。不惑。
私自身、30代を終えて、40代に突入しようとしていますが、何事にも惑わされないぞ!と言い切る自信がありません・・・(汗)
さて、そんなタイミングで、30代のお金事情について紹介したいと思います。
30代の平均年収は約455万円、貯蓄の中央値は約400万円!
まずは年収についてお伝えします。30代の平均年収は約455万円です(DODAエージェントサービス調べ)。また、「家計の金融行動に関する世論調査」(金融広報中央委員会「知るぽると」)でも、約8割の30代が年収300万円~750万円の範囲内と回答しています。
平均的に、30歳になると年収も400万円を突破し、30代最後の39歳には500万円程度まで上昇しているようです。私も仕事柄多くの方の年収を聞く機会がありますが、概ねこれらの値に近いと思います。
さらに、「家計の金融行動に関する世論調査」によると、貯蓄については約3割の30代が金融資産を有していないと回答しており、金融資産を有している人の平均は約600万、中央値は約400万円です。
平均は極端に多く資産を有している人の影響を受けやすいので、中央値が実態を表していると思います。
30代の弱点は「インフレと金利の仕組み」の知識が少ないこと
こうしたデータをいろいろと調べているうちに、30代の弱点が見えてきた気がしています。
その弱点とは、30代は「インフレと金利の仕組みの理解度が低い」ということです。
一般的にお金の知識は年齢を重ねるほど高い傾向にあり、40代や50代と比べると30代はお金に関する知識は低いです。そのなかでも特に、インフレや金利について低いのが気になります。
インフレは物価が上昇し続けることを意味しますが、30代の方にとっては、物心ついたときからずっとインフレの逆といえるデフレの状況にあり、物価が上昇するということに対してあまり考える機会がなかったようです。また、長引く低金利により、金利に対する知識も同じことが言えそうです。
一方で、30代といえば、多くの人が結婚し、子どもが生まれるタイミングでもあります。
実は、教育費に関してはじりじりと“インフレ”状態にあるのをご存知でしょうか? その状態が続けば、今までのように“低金利”で運用される学資保険に加入することは必ずしも最適な選択とはいえず、それ以外の選択肢も検討した方が良いかもしれません。
ぜひ、30代の方は重要なライフイベント前に、こうした知識を学ぶ機会を作って欲しいです。
時代とともに、必要なお金の知識も変わっていきます。30代のみなさん、お金について、バシバシ正しい決断ができる40歳になれるよう、今から知識を身に着けていきたいですね。
《参考サイト》
平均年収ランキング2017(転職サービスDODA)