どうせなら明るい未来に投資したい！「ESG銘柄」を覗いてみた【初心者株投資32話】
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監修・ライター
ワクチン開発で未来は明るくなったけど目の前は真っ暗！そんな時に目に付いたのは・・・
コロナ禍でいっぱいだった2020年が終わり、2021年の幕が開けました。
しかしこれを書いている1月上旬は第三波というかピークがもう大変なことになっていて、個人が「マスク着用、手洗いしっかり、できることやるしかない」というレベルを超えていて、私なんかは「もう何も考えたくない」の境地に達しております。
こんな状況でも、株価は株式相場の格言「掉尾の一振（とうびのいっしん）」と言われるアノマリー（理論的根拠はないがよくあること）通り、年末になってググンと上昇し、日経平均は29年ぶりの高値更新をしたのだとか。なんで？もしや投げやり？？
まあ、コロナ禍収束への期待もあったのでしょう、しかし年明けは、緊急事態宣言の流れもあり相場はご祝儀感もなく下落、暗いムードです。
こういう時こそ、いい銘柄を見つけて安く買おう、と考えなくもないですが、気持ちが追いつかずブラブラとネットサーフィン。そこで目に付いたのが、エコなイメージ画像と一緒に書かれた「ESG投資」という文字。2020年の中頃からよく目にするアルファベット3文字、ちょっと気になったので調べてみました。
気になるワード「ESG」って何？なんだか希望の光に見えてきた・・・！
「ESG」とは、環境（Environment）、社会（Social）、企業統治／ガバナンス（Governance）の頭文字を取って略した言葉で、これら3つの観点から企業を分析・評価して投資することを「ESG投資」というそうです。
投資の際に重要視されてきた「財務情報」だけでは判断できない企業の情報、特に環境や社会問題への取り組み、企業統治が、企業の安定的かつ長期的な成長に多大なる影響を与えていると、近年考えられるようになり、注目されているのだとか。
確かに、環境に配慮せず、社会的な活動もせず、企業統治がガバガバな会社に、投資したいという気持ちにはなりません。たとえ財務情報が絶好調でも、どこかで絶対ヘマをして株価大暴落、なんてなりそうな匂いがプンプンします。
しかし、この3つの観点を重要視している企業なら、短期的な利益は出なくても応援したくなりますし、ゆるゆるとでも成長してくれるはず！と思えます。
何よりこの現状、目の前の真っ暗闇から目を逸らしている状態、ワクチンもいつになるやらの状態で、ESGという小さな光は私の足元を照らしてくれました。そしてこの足元にある地面は明るい未来につながっているのかも、と期待させてくれたのです。
覗いてみたら、確かに感じる光！いっちょ信じてみる！？
よし、「ESG銘柄」を調べてみよう！検索してみると、60銘柄ほどが出てきました。その中から、私の予算でも買えそうで、なおかつ気になるものをピックアップ。
・東レ＜3402＞
言わずと知れた繊維メーカー。スポーツウェアでオリンピックの影響もあるのでしょう、昨年3月末のコロナショックで300円近く下げる大暴落。そこから少しずつ回復し、1/5終値は601円。配当は9円、最低購入価格が100株で6万円。それで配当が100株分の900円つくなら、配当利回りは1.5%、美味しい。
・王子ホールディングス＜3861＞
こちらも言わずと知れた製紙メーカー、国内首位。ティッシュの印象が強いけれど、新聞などの情報用紙や段ボールなどの産業用がコロナ禍で不振。減収減益が予想されているけれど、回復を見込まれてもいる。コロナショックで600円台から400円台に下がるもすぐに戻り、その後再びゆるゆると下がって400円台になり、しかし年末に600円台まで回復。配当は14円。これまた高配当！
・コニカミノルタ＜4902＞
電気機器の有名メーカー。しかし業績は赤字続きで株価も低迷、コロナショックで700円台から300円台に、そしてズルズルと200円台にまで下がるも、少し戻って1/5の終値は380円。安い。なのに配当金25円。
ん？思わず二度見しました。4万円もかからず購入できて、2500円付くって正気ですか！？と心配になりますが、長期的に持つことが目的なら要チェック間違いなし。
ちなみにESG銘柄に、私が絶好調塩漬け中の日産自動車＜7201＞も入ってました。そういえば前回の記事でも触れましたが、日産も少しずつ上がってきています。まだ私の取得価格には届いてませんけど。でもこれらの大手企業もまだまだ苦難の中。長い目で見ろってことですね。
これら３つのESG銘柄の購入タイミングを図りつつ、遠いけれども確かに見える「明るい未来」を信じてみたいと思います。
