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20代の独身女性に保険って本当に必要?

そなえる

20代の独身女性に保険って本当に必要?

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20代独身の方の中には、まだ若いし元気だからといって、保険を先送りしている人も多いのではないでしょうか?病気やケガは誰にでも起こる可能性があるため、万が一に備えるのは大切です。今回は20代女性に向け、この世代に多い疾患などを紹介していきます。改めて今の自分に合った保険を検討してみてはいかがでしょうか。

20代女性に多い疾患ベスト5

女性に多い疾患の上位5つをみていきましょう。
厚生労働省の患者調査(平成29年)を参考に入院した理由別、世代別で比較していきます。
まず20代は妊娠、出産世代でもあるので「妊娠、分娩及び産じょく」が入院理由のトップです。

2位は、統合失調症、統合失調症型障害及び妄想性障害のような「精神及び行動の障害」となっており、社会人となりストレスを感じる機会が増えることが発症の要因と考えられます。

次に3位は「神経系」の疾患、4位は健診などの「健康状態に影響を及ぼす要因及び保健サービスの利用」。日本人の2人に1人が羅患するといわれている「新生物<腫瘍>」いわゆる「がん」が5位となっています。

20代女性のがんによる入院治療は5位なので、他の世代にくらべると罹患率が低いことが分かります。ただ、30代になると3位に浮上し、その後40代、50代、60代ともに2位になるなど徐々に上位となるようです。

また、心疾患や脳血管疾患という循環器系の疾患は、がんに続く成人病で三大疾病と言いますが、40代以降に発症することが多いことも読み取れます。50代以降では「損傷,中毒及びその他の外因の影響」というケガでの入院もあるようです。女性とひと言でいっても世代別に比較すると入院理由の特徴が分かり、先々何に気を付けるべきなのか見えてきます。

医療保険とは

医療保険
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入院のリスクに備えるためには医療保険があります。医療保険とは、入院や手術をした場合に給付金が支払われるものが一般的です。入院したら一日5000円のように入院日額が定められ、1入院での支払限度日数や通算の支払限度日数が決まっています。

最近は、入院の短期化によって給付額が少なくなることを補うため、入院したら一時金として数万円が支払われる特約を付けられる保険商品もあります。手術給付金は、入院日額の5倍や10倍、20倍などと手術の内容により給付されるものが大半です。

20代女性に多い「妊娠、分娩及び産じょく」の場合、通常の出産は医療保険の対象になりませんが、妊娠高血圧症候群や帝王切開による入院は医療保険の対象にもなります。妊娠してから医療保険に加入する場合は子宮に関する保障が免責となるなど条件が付くことがあるため、出産に向けて備えたいという人は早めに加入しておくと良いでしょう。

女性特有のがんの罹患率

癌
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医療保険では、女性特有の疾患に手厚く備えることもできます。
公益財団法人 がん研究振興財団による「がんの統計:年齢階級別罹患リスク」によると、がんは男女ともに2人に一人が罹患するとされており、既にご存知の方も多いことと思います。ただ、男女別で内訳をみるとがんができる部位にも特徴があります。


 
女性の場合、「乳房(9人に1人)」「子宮(30人に1人)」「子宮頚部(75人に1人)」「子宮体部(51人に1人)」「卵巣(62人に1人)」というような女性特有のがんの罹患が高いことが分かります。

誰もが加入している健康保険では、1か月の医療費の負担が一定額を超えた場合に給付してくれる高額療養費があります。一般的な所得水準なら、9万円程度の負担が自己負担の目安です。

しかし、月をまたいで入院した場合は月ごとに上限まで負担しなければならず、それ以外にも個室を利用した場合の差額ベッド代や入院に伴い準備するパジャマや必要品の費用、お見舞い返しなど健康保険の対象外の支出もあります。

一般に20代はまだ貯蓄も十分ではないと考えると、リスクに備えるために医療保険に加入し備えておくと安心です。医療保険に女性特有の疾患にかかった場合に手厚く備える特約を付ける、またはがん保険に加入するという方法もあります。

私たちは、公的保障である健康保険に加入しているため医療費負担は3割でよく、高額医療となった場合でも数百万円の医療費を払う可能性は低くなっています。高額な医療保険に加入する必要はありませんが、先進医療のような健康保険が適用されない治療もあるため、それらのリスクに備えて検討してはいかがでしょうか。