クラブ破損修理で補償はいくらまで?初心者こそゴルフ保険が必要な理由
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週末の休みに仲間と1日ゴルフへ。素敵な休日になりそうですね。しかし、せっかくの楽しいゴルフも、予期せぬ事態が起きてしまうと大変残念です。そんな時のためには、ゴルフ保険(ゴルファー保険)で備えておくと安心です。
今回はゴルフ保険の補償内容や補償額、保険料など基本的な内容を紹介します。特にゴルフ初心者の方は他のプレイヤーに迷惑をかけたり、貴重なゴルフクラブを破損したりするリスクが高いため、ぜひ検討してください。
ゴルフ保険4つの補償内容と補償額、保険料は?
ゴルフ保険(またはゴルファー保険)として販売されている、保険の主な補償内容は以下の4つです。
この4つの保険金額や補償の有無などによって数パターンに分かれており、その中から最適なものを選ぶという契約方法が一般的です。
<一般的な補償タイプ>
保険料は年間数千円から1万円前後のタイプが多く、保険期間は1年間で毎年更新します。一番補償額が大きいのが第三者への賠償です。例えば周りを確認せずに素振りをしていて相手にケガをさせた場合などは、重症に至ることも考えられますし、場合によっては死亡させてしまう可能性もあります。
こういった際の賠償額は高額になるため、補償内容も手厚くなっています。2億~3億、あるいは無制限というプランもあります。補償を充実させようとすると、支払保険料が気になるところですが、賠償に至るような事故が起きる確率は極めて低いため、賠償額の大小で年間の支払保険料にそれほど大きく差が出るわけではありません。万が一のための保険という位置づけであることを考えると、無制限にしておけば安心でしょう。
なお、ホールインワンやアルバトロスについては証明が難しいため、セルフ(キャディーなし)でプレイする場合、実際にホールインワンをしても支払われない可能性があります。よってショートコースでホールインワンの可能性がある場合などは動画を撮っておくと良いかもしれません。
※動画があれば必ず保険金が支払われるわけではありません
破損クラブの修理費用はいくらかかる?やるべき必要な手続きは
ゴルフクラブを購入するには1本数万円程度はかかるため、大変貴重です。もし壊れてしまった場合はその壊れたクラブの写真を撮り、保険会社または代理店の担当者等に連絡をしてください。次にゴルフショップで、修理が可能か、可能な場合はいくらかかるのかの見積もりをもらってください(購入した店でなくても可)。
補償額は破損による被害額相当分
火災保険や自動車保険の車両保険と同様、ゴルフクラブも「モノ」に対する保険であるため、被害額相当が支払われることになります。契約上の補償額が25万円となっていても、実際に破損したクラブの被害額(修理額等)が3万円であれば、支払われる金額は3万円が目安となります。
つまり契約している補償額はあくまでも支払われる上限額と認識しておいてください。補償額が認定されてからの支払いとなるため、実際に支払われるまでは数日から数週間程度は見ておきたいところです。
火災保険や自動車保険など他の保険でカバーできる場合もある
第三者への賠償はゴルフのプレイ中に限らず常に想定されるものです。子供が学校でクラスメイトにケガをさせてしまった、お店で高級な商品を壊してしまったというケースも該当します。
こういう賠償のケースに備えるための保険(特約)が「個人賠償補償」で、火災保険や自動車保険に特約として既に付帯させている方もいらっしゃると思います。この補償はゴルフプレイ中も対象となるため、第三者への賠償に関してはゴルフ保険に加入していなくても補償されます。
またクレジットカードにも同様の補償が自動で付帯されているケースもあります。いざという時に役に立ちますので事前に確認をしておいてください。
もちろん、ご自身がケガなどで入院や手術となった場合は、原則、医療保険の保障対象となります。他の保険の加入状況も含め、ゴルフ保険に加入すべきかどうか検討してください。
まとめ~年間保険料は1回のラウンド代!?~
ゴルフ保険の内容を紹介しました。保険のプラン次第ですが、年間の保険料は1万円前後です。これはゴルフ場で1回のラウンド代に相当します。保険に加入しなければその分、1回プレイできると考えると加入すべきかどうか悩んでしまいそうですね。
紹介したように、他人への賠償やご自身のケガについては別の保険で準備している可能性もありますから、既に加入している保険があれば、まずは契約内容を確認してみましょう。
買ったばかりのゴルフ用品をバッグごと盗まれたり、高価なクラブを曲げてしまったりした時のショックは相当なものだと思います。1年間のうちどれだけ練習場に通うのか、ラウンドの回数は何回かなど、ご自身のゴルフへの向き合い方を確認しながらゴルフ保険とも上手に付き合ってください。