年末、下がったところで仕込むはずが、まさかの…暴落!?

2023年はうさぎ年。「卯（う）、跳ねる」として飛躍の年にするべく、12月に下がったところで仕込んでおこう、と決めたのが前回のお話。その後、まさかの事態が起きました。

私がもう2年以上塩漬け倉庫に格納している銘柄、「ヴィア・ホールディングス<7918>」。焼き鳥の扇屋などを展開する外食の中堅です。

2017年頃には株価1000円以上もあったようですが、私がチェックし始めた2018年には700円台。2019年に購入した時には、655円でした。株主優待で飲食代が割引になるため、少しくらいの下げなら、気にしていませんでしたが、コロナショックで400円台にまで下落。

そこから、優待改悪、長引くコロナ禍での経営悪化などあり、ずるずると下がり続け、ついには100円台にまでなっておりました。それでも、自分も家族も好きな焼き鳥のお店、応援したい気持ちもあり、持ち続けておりました。しかし・・・

12/9、ついに、100円を切ってしまいました。

いや、下がったところで仕込んでおこう、とは言ったけど、こうも下がるなんてね!?しかも持ってる銘柄がね？暴落とはね・・・。仕込むどころの騒ぎではなくなってしまいました。

あまりの下げに思考停止。それでも頭に浮かんだのが、あの悪手！

翌日12/10には130円まで戻しますが、終値101円。そこからまた下がり続け、12/21には安値93円にまで行きました。途中、値下がりランキングにも入ったりして、私の評価損益は「マイナス5マン6センエン」、モニターに頭突きして全てを消し去りたくなりました。

なんでこんなに？と調べても、これと言った理由は見つからず。
ただ、株価が大きく下がる時の出来高は200万～300万株で、いつもの10万株前後と比べると何十倍もあります。なので、これは安値ゆえのマネーゲームに使われているのかもしれません。この連載でも何度か取り上げてきた、「仕手」という巨大資本を持つ謎の組織によるマネーゲーム。素人の個人ではどうにもできません。

いろんな銘柄を見て下がっているところを買おう、と思っていましたが、こんな極端な下げを見てしまうと、もう全部こんな風に落っこちちゃうのでは？なんて思えてきて、探索する気が起きなくなってしまいました。完全に思考停止です。

それでも頭をぶん回して、なんとか思い浮かんだのが「ナンピン」。私がよくやってしまうやつです。すでに持っている銘柄が下がった時に購入して、平均購入価格を下げるやつです。あれをまたやっちゃおうか？と思い至りました。

だって今は100株で1万円かからずに買えるんだよ、前買った時は6万円だったのが。今買えば、200株になって、平均購入価格は3万円台になるよ。そうしたら、ちょっとは気持ちも楽になるんじゃない？やるしかないでしょ！って。

あまりのショックに株投資引退宣言!?しかし意外なニュースに

真っ白になった頭に浮かんだ「ナンピン」の4文字だけを頼りに、購入手続きをしようと自分の口座情報をクリック。

私が使っている楽天証券と楽天銀行は入出金の手続きをしなくても勝手にお金を行き来してくれます（楽天マネーブリッジというやつです）。そこで表示された、私の楽天銀行の残高。ええ、株価100円切ってる銘柄を100株買うくらいはできます。けど、少ない。年末なのに、これから年越しなのに、少ない。

ここのところの物価高、必死で節約して、少しでも安いものをと10円20円を気にして買って、それでも貯金が少なくて、それなのに、私は、1万円弱をナンピンに使おうとしている、だと…!?

クリックするのをやめて、タブを閉じました。
もう株怖い。ここから上がる理由を見つけられて、自信を持って買えればいいんでしょうけども。もう、調べるのも嫌になってきました。

よし、もう投資信託だけにしよう。今年もNISA枠使いきれなかったし、来年からはつみたてNISAに変えよう。もう、自分で株を買うの、やめよう…！と、もう何度目かの株投資引退宣言をし、一般NISAからつみたてNISAに変えようとしました。これ、10月から12月の間にしか変えられないんですね。年末だしいい機会だ、ここが潮時だ、なんて思っていた、12月末に、飛び込んできたニュース。

政府が税制改革を発表。2024年からは、一般NISAは成長投資枠、つみたてNISAはつみたて投資枠として、同時にやること可能になるんですって。（金融庁「新しいNISA」）
へえ～！

そんな未来があるなら、もうちょっと、やってみようかな。まあ、いい銘柄を見つけられれば？だけどね？そしたら、やってあげてもいいけど？

と、謎の上から目線で、相変わらず塩漬け株を背負いながら、2023年の株投資、やっていきたいと思います。