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お年玉4300億円超は、賄賂なのか!?

「お金0.2から2.0まで」新しい経済のルールと生き方を考える 中村 修治

お年玉4300億円超は、賄賂なのか!?

【画像出典元】「istockcom/ismagilov」

またまた、新年がやって来てしまいました。
ゆく年を漫然と見送り、
くる年を拒めずにいる、
中村修治 齢56歳の平成最後の元旦。
あけましておめでとうございます。
本年も、どうかよろしくでございます。

・・・で、新年1発目のコラムは、お年玉のこと。
いや賄賂のこと!?
お年賀代わりにお付き合いくださいませ。

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日本のお年玉総額は4300億円超!!!

学研教育総合研究所の調査結果から明らかになった平成29年のお年玉の平均総額は、未就学児が1万5024円、小学生が1万9386円、中学生が2万6529円とある。

日本の平成29年度の小学生は約648万人→お年玉総額 約1256億円
中学生は、約341万人→お年玉総額 約904億円
未就学児は、約629万人→お年玉総額 約945億円

高校生に入るまでの子どもたちに手渡されているお年玉の総額は、なんと3100億円を超えている。領収書もなにもいらない現金が、3000億円以上も舞っているのがお正月なのである。

ちなみに、日本の高校の在校生数は約約331万人。大学生は約287万人。お年玉を受け取る率が低くなるとはいえ、平均して総額2万円はもらっていると仮定したら、さらに1236億円を積む。これを合わせたら4300億円を超えることになる。

意外と現金なお正月の幸せ。

お金で買えないものは、確かにある。しかし、お金は、不幸を防ぐことができる。豊かなお正月は、お金とともにやってくる。

お正月の帰省の度に、ご先祖様に感謝をしている。何にいちばん感謝をしているか?と言えば、おふくろの毎日を豊かにするだけの土地を残してくれていたことにである。アパートを建てて、コンビニに土地を貸す。それだけで齢84歳のおふくろは十分に暮らしていける。要は、年金以外に安定した収入がある。

おふくろの現在のシアワセは、少額とはいえ孫娘たち4人にお年玉を渡すこと。この恒例があってのお正月である。娘たちも顔に出しては言わないが・・・ちゃんと正月には帰ってくる。正月に感じるシアワセとは、意外と現金なもの。現金4300億円の効用がお正月だったりするわけである。

未来に先送りされる賄賂が、お年玉である。

おふくろが孫娘たちに渡すお年玉は、言い換えてみりゃぁ・・・年に一度や二度は、田舎に帰って便宜を図ってね!!とお願いする賄賂のようなものである。

そうしてワタシも、社会人になる前には、たくさんの人からお年玉という賄賂をいただいていた。そのお礼を、また、甥や姪の子どもたちへと返していく。どっかで辻褄があっているのである。賄賂が先送りされて、グルグルと回っている。今年のお正月に動いた4300億円の賄賂は、小さなシアワセとなって、また、未来のどこかでグルグルと巡っていくのである。

たいした見返りなどないのだけれど、少しばかり余分なお金があるなら、まだ経済的に満ち足りていない若い人たちに贈与してみる。お年玉とは、贈与経済のシステムのひとつでもあるのだなぁと考える。

今年は、元号も変わる。
永遠の過渡期に終止符が打たれて、何かが動きだすような予感がする。

だから、
若い人たちに期待を込めてお年玉を用意することにする。
生きているうちには、決して返って来ないだろうけど・・・。笑

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