ボーナスは貯金?自己投資?20代から身につけたい賢い使い方
夏のボーナス、いい響きですね。ボーナスが支給されたら、まず何を考えますか。貯金しようと考えたり、住宅や車の購入にあてたりとさまざまな使い道が思い浮かぶのではないでしょうか。
今回はFPがおすすめする、20代から身につけておきたい夏のボーナスの賢い使い方に関してお話していきます。
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1.ボーナスの使い道、あなたはどちらのタイプ
さてお金の使い方、あなたはどんなタイプですか?
1)自分の好きな物に楽しくお金を使うタイプ
→新しいお店がオープンすればすぐに行ってみる。海外でここに行きたいなと思ったら、休みをなんとか取り旅行する。欲しいものがあったら、ローンも使ってでも買い物をする。
2)質素倹約タイプ
→まずはコツコツと貯金する。自分の将来や何かやりたいことのために、普段は我慢する。物欲は少なく、決めたらきちんと守る。
どちらが近かったでしょうか?
もちろん、使い方は人それぞれですが一般的にお金が貯まる人は半分以上を貯蓄に、貯まらない人は毎月の赤字補填にボーナスを使う傾向があるようです。
特に働き出して間もないうちはあまり余裕がないことが多いので、すでにボーナスの使い道が決まっている人もいらっしゃるのではないでしょうか。
家計を上手に管理するには固定費の見直しが欠かせません。今まで先立つ費用がなくて我慢していた引っ越しや通信会社の変更などにかかる諸費用をボーナスでまかなうことができれば、今後の家計のやりくりが少し楽になるかもしれませんね。
2.ボーナスの使い道「ふるさと納税」を選ぶのも賢い選択
さて社会人になったらやってみたいアレ、そう、ボーナスを使ったふるさと納税がおススメです。
ふるさと納税は寄附をクレジットカード等で行う必要があります。いくつか寄附をするとまとまった金額が必要になりますので、ボーナスを活用するといいですね。結果として、次年度の節税メリットと地方の特産品の両方が期待できます。
節税メリットとは、ふるさと納税をしたお金(各自治体への寄附金)は、負担金の2000円を除き、寄附した本人の翌年の住民税や所得税から控除されることです。ちなみに収入に応じて控除額が決まっているので、その上限でふるさと納税をすれば翌年の税金はタダに。
負担金の2000円だけで、寄附した自治体から返礼品が届くのだから、おトク感も格別です。
▼ふるさと納税の節税メリットの詳細はこちら
【FPが語る】ふるさと納税で賢く節税しよう!
3.20代から投資をはじめるのもおすすめ
さてファイナンシャルプランナーとしておススメする使い方のもう一つは投資です。
未経験の方にとっては少しハードルが高いかもしれませんが、これからの時代、投資はお金の貯め方・増やし方の一つとして選択肢に入れていくことが必要だと思います。
運用に興味はあるけれど「どこに投資をしたらいいかわからない」という方であれば、ロボアドバイザーの活用はいかがでしょう?
ロボアドバイザーはいくつかの質問に答えていくことでAIが運用先を選んでくれるサービスです。ロボアドバイザーでの運用は毎月の積み立てが基本となりますが、一時金として運用をしていくこともできますのでボーナスでスタートしてみるのはいかがでしょうか?
最初はボーナスの10%程度がおススメです。銀行貯金とは異なる資金の動きはとても面白いと思います。ロボアドバイザーで投資に慣れてきたらNISAやつみたてNISAを活用してみるのもいいでしょう。なお、投資は元本割れのリスクを伴います。十分に検討した上でスタートしてください。
4.ボーナスを貯金するだけ?自己投資をするのも大事
毎日頑張っている皆さんへのご褒美であるボーナス、使うも貯めるも楽しく大事に!
夏のボーナスから15万円、冬のボーナスから15万円を貯金していくと5年間で150万円、10年で300万円が貯まります。投資を行うと、それ以上の成果も期待できるかもしれません。ちょっとワクワクしませんか?
また目先のことだけではなく長いスパンで考えて自分への投資も忘れずに。
将来への投資としてボーナスを使ってスキルアップや資格取得ができると正に有効活用ですね。20代での投資が30代できっと役立つことでしょう。
高っ!20代ボーナス平均ランキング3位パイロット、2位建築士、1位は
うそ!FPが「ボーナスによる住宅ローンの繰上返済」をすすめない理由
最後に「手元にあったら無駄遣いしちゃいそう」という方は、各銀行のスーパー定期預金にしちゃいましょう。最短で1ヵ月から設定できます。定期預金は普通預金よりも引き出しの手間がかかるので、無駄遣いや衝動買いを防げます。
これ、おススメです。