株価は下がる…選んだ銘柄の上昇を信じて待つほどの度量はあるか!?【株投資1話】
監修・ライター
こんにちは!うだひろえです。
今まで毎月お届けしていた『お金となかよしこよし暮らし』ですが、株投資についてもっと読みたい、もっと詳しく書いてほしいとのご意見をいただきまして・・・
いっそ「株投資ルポ」として、より「株投資」に特化させた内容にシフトチェンジしよう、と思います。
また、今までは冒頭に4コマまんがを入れさせていただきましたが、今回からはルポの王道通り、文字だけで勝負させていただきます。(何の勝負だ??)
・・・というわけで、『お金となかよしこよし暮らし』改め、うだひろえの『ドタバタ!株投資ルポ』、始まります!
▼私が投資にチャレンジするまでの経緯はこちらから
第十一話「株でお金を育てる!!」
第十二話「値動きを見てお金を増やす!!」
第十三話「値上がり理由を知って掴む!!」
第十四話「 “買い時の見つけ方” を見つける!!」
第十五話「絞って絞って選び出す!!」(w)
絞って絞って、選び出した銘柄。それは・・・
それは、「ネクスグループ(6634)」でした!
業種は電気機器。ルーターやデータカード等を開発・販売。
この日の終値は599円でした。
四季報(春号)に載っている情報はかなりよかったので、今度は企業のサイトを見てみます。事業内容を見ると、「M2Mソリューション」「システムソリューション」「農業ICT」、うん、よくわかりませんが、「すごそう、これからっぽい!」と思いました。(と、小学生の作文化する感想・・)
他には、「ロボット事業」「総合介護事業支援サービス」「インターネット旅行」なんてこともしていて、こちらは個人的に興味のある!応援したい気持ちがわきます。
「投資家情報」もざっとチェックしてみますと、IR情報、開示情報、電子公告、そりゃあもういろいろあって、うん、いろいろ情報を出してる企業ってのは好感が持てますね。(何様?!)
まあ、全部は読んでないけどね、見ても意味わからないですからね・・・なので、「買わない理由」は見つけられず。
株掲示板を覗いてみても「600円以下で買えたらお得」「すぐに1000円超える」「テンバガー(10倍株)候補」など高評価。
600円で100株買って、それが1000円超えたら6万円が10万円・・・、え、待って、10倍も夢じゃない・・・!?
「ですよね・・・!」と背中を押され、翌日、599円で買い注文。
しばらく600円代でなかなか買えなかったけど、ふとした瞬間に599、598、となり約定。
592円まで下がったけどすぐに600円代に戻り、翌営業日の14日には623円まで上がりました。プラス2000円、いい感じ♪
このまま1000円、2000円まっしぐら♪ とウキウキしておりましたが。
しかし翌日。いきなり始値587円。「!???」
そこから600円代に戻ることはなく、安値515円、終値534。
「なんで・・・?」
調べてみると、グループ会社のトップであり筆頭株主でもある「フィスコ(3807)」の決算が発表され、それがよくなかったのだとか。
いや、関係なくない!?この会社の業績はいいんだけど!?なんて私が叫んでも、株価は一向に回復せず、500円代をウロウロ。株掲示板も、「オワタ」「このまま500円切るな」など悲観的な状況。
囁く天使。「早く損切りしちゃいなさいよ!傷が浅いうちに!!そしてまた別の銘柄買って儲けるのよ!タイムイズマネー!」
う、うん、そうだけど、でもこれ、きっと、いつかそのうち、上がると思うんだよ・・・?
「いつかっていつよ!?」
ぐ、ぐぬう。
「じゃあ、ナンピンしちゃえば?」
囁く悪魔。
ナンピンとは、始めに買った株価より安く追加購入すること。それにより、所有する株の購入単価を下げるというワザ。つまり、私が持っている株は購入単価599円ですが、519円でもう100株買えば、購入単価は559円になるわけで。
となると、「599円まで戻ってこい!」と祈り続けるよりも、「559円まで」を祈ればいいことになり、精神的にめっちゃ楽になるんですよね。
数学、というより算数が苦手な私にしたら、魔法です。
いやいやでもでも、こちとら追加の5万円ちょっとをポイと出せるような生活してませんので!!
となったら、私にできることは、もう、ない!!!
と腹をくくり、そっと証券会社のサイトを閉じました。
それから一ヵ月。
そろそろ続きを書かなければ、と重い気持ちでサイトチェックしました。
「これだけ絞ったけど、やっぱりダメでした!もっと勉強しまーす☆」という内容を書くのかな、と思っていたのですが。
おやおや?
6月某日、久しぶりに600円超え!
翌日、値上がりランキングトップ20入り!!
その3日後には、650円超え!!!
なんで!?と思ったら、今月出る予定の「四季報夏号」の先取り情報が出て、そこに載ったのだとか。
出たな「四季報」!!
結局のところ、「確信」を持ったら、自分を、企業を、株価を信じて、どっしりと落ち着いて待つしかないんでしょうね。
株の波に飲まれて溺れないような度量を身につけたいと、心底思ったのでした。