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FPが見る、お金が貯まらない人の特徴5選

ためる 中村 賢司

FPが見る、お金が貯まらない人の特徴5選

BrianAJackson/iStock/Thinkstock

今まで多くの家計見直しをお手伝いしてきましたが、お金が「貯まる人」「貯まらない人」には、それぞれ日々の生活にクセがあります。

それを意識するかしないかで、「塵も積もれば山となる」もの。ちょっとしたことで、数年後には貯金の額に大きな差がついてきます。

今回ご紹介する「お金が貯まらない人のクセ」に、もし当てはまることがあれば要注意! すぐにでも改善していきましょう。

1.最新の携帯電話を持っている

新しい機種が発売されると、ついつい機種変更したくなりますね。携帯電話の性能は日々進化して、私たちの生活をより便利にしてくれます。しかし、携帯電話は最新機種を使っていても、生活の豊かさが伴なっていない方が多くいらっしゃいます。

最新機種は機種代金や料金プランも高いので、新しいモノ好きもほどほどにしておきましょう。

また、家族で携帯電話のキャリアがバラバラというご家庭もたまに見かけます。同一キャリアであれば、家族間通話の無料サービスや家族割引などもあるので、もし違う場合は見直す価値があるでしょう。

2.便利さを追求しすぎる

日々の生活は、不便よりも便利な方がもちろん良いですよね。そんなあなたの家にはウォーターサーバーがあったり、収納家具がたくさんあったりしませんか?

ウォーターサーバーは、冷たい水がすぐ飲めるし熱いお湯もすぐに出るのでとても便利です。しかしこの維持費もバカになりません。

また、整理整頓がしたくて、1000円程で売っている3段ボックスなどの収納家具をつい買ってしまう人も要注意。収納家具が増えると、またそこに入れるものを買ってしまうので、整理整頓どころか逆に無駄遣いをしてしまうことにもなりがちです。

便利を追求したらキリがありません。程よく不便な生活を楽しむくらい余裕をもって生活しましょう。

3.欲しいものはすぐに買う

欲しいものがあると、何でもローンやクレジットカードのリボ払いで買う人もお金が貯まりません。

もし今欲しいものがあっても、一度は我慢してみましょう。そして、1週間よく考えても欲しい場合は、あと1週間我慢して考えてみましょう。それでも必要と思うのであれば、購入する。それぐらい慎重に買い物をしている人は、お金が貯まります。

4.目的のない買い物

100円ショップやディスカウントスーパーへよく行く人もお金が貯まりません。ついつい必要のないものを買ってしまうからです。

その買い物、本当に必要ですか? 目的のない買い物はやめましょう。

5.夕方のお惣菜

閉店間際のスーパーでは「30%オフ」や「半額」などのシールが貼られたお惣菜をよく見かけます。とてもお買い得に思えるかもしれませんが、ここにも実は無駄があります。 

割引されたお惣菜をいくつも買うよりも自分で作った方がよほど安くつきますし、栄養のバランスも良くなりますね。

まとめ

分かれ道の標識
XtockImages/iStock/Thinkstock

どうでしたか? どれか当てはまることがあれば、今日からでも行動パターンを変えていきましょう。お金が貯まらない人が貯まるようになるには、答えは次の2つしかありません。

・収入を増やす
・支出を減らす

最も基本的なことですが、これができないとお金は貯まりません。不便さや節約を楽しみながら、しっかりと財布のヒモを締めていきましょう。