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毎月赤字でギリギリ生活、貯金の切り崩しを防ぐ打開策をFPが指南

FPに聞きたいお金のこと 内山 貴博

毎月赤字でギリギリ生活、貯金の切り崩しを防ぐ打開策をFPが指南

こんにちは。ファイナンシャルプランナーの内山です。今回は引っ越しで家計が圧迫され、追いつめられている20代独身女性からの相談です。毎月ギリギリ家計で貯金も切り崩ししていくしかないような生活が続いているそうです。そんな毎月ギリギリの赤字生活からの脱出方法について考えてみました。

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《相談内容》
「毎月の家計がギリギリ(若干アウト)です(未婚で、ひとり暮らしです)。3月に仕事の関係で引っ越して実質2万円の負担増になりました。そのため毎月の財形貯蓄も止め、そろそろ貯金を切り崩していかなくては・・・というくらいに追い詰められています。ボーナスも月々の給与では払えないモノ・買えないもののアテにしています。このギリギリ家計からの脱出方法を教えていただきたいです。」(20代女性)

家計のやりくりで悩む女性
【画像出典元】「iStock.com/JackF」

ギリギリならまだなんとか。それが若干アウトとなると、急を要します。貯蓄を取り崩しながら生活をしていくと、いずれその貯蓄も底をつき、お金を借りなければ生活できない状況となり、借りたお金の返済のためにまたお金を借りる・・・という負のスパイラルに陥ってしまいます。

大量出血となり瀕死状態にならないためにも、早めに止血しておきたいところです。では、どのような応急処置があるでしょうか?

1)保険は最小限に減らしましょう。厳しい場合は解約も

入院した場合や万が一に備えて何らかの保険に入っている可能性があります。付き合いで断ることができず、「月数千円程度だから、まぁいいや」と加入している保険もあるのでは?
これらは最小限に減らしましょう。また、家計的にどうしても厳しいようなら、全て解約することも視野に入れましょう。れましょう。

もちろん、いざというときのための保険ですので、今後も継続できるに越したことはありません。ただし、将来の入院やがんなどに備えるよりも、今のギリギリ生活を改善する方が圧倒的に優先順位は高いのです。背に腹は代えられません。保険は何かあった場合に役立つ商品ですが、その状況に陥るかどうかは不確定です。

特に20代の場合は確率的にも保険の出番は低いです。不確定事項に目を向けるより、このままでは貯蓄がどんどん減ってしまうという状況を重視してください。
30代となり、お給料がアップし、もう少し余裕ができてから複数の保険に入りなおしても決して遅くありません。

2)通信費を見直しましょう

毎月の支出で一定の割合を占めるのが通信費です。目まぐるしくインターネットや携帯(スマホ)の環境は変わっており、料金プランもより最適なものがあるかもしれません。
自宅のインターネットを無線Wi-Fi契約にし、それを持ち歩けばスマホは常にWi-Fiに接続できます。最安料金プランや格安スマホでも少し工夫することで十分満足いく利用スタイルを維持できそうです。
ここは一度専門である携帯やネット各社の情報を仕入れ、コストダウンを図ってください。

それから月額数百円程度、使っていないアプリの会費などは払っていませんか?銀行通帳やクレジットカードの利用明細などじっくり見て、不要と思えるものはどんどん見直しをしてください。

3)交際費や美容・衣服関連支出がかさんでいないかチェックして

20代女性に多いのが友人との食事やカフェなどの支出です。交友関係を維持する上でこのような時間は重要ですが、回数を減らすといった取り組みは有効だと思います。
1ヵ月あたりいくら交際費に使っているか?家計簿をつけていないのであれば、誰とどこでいくら使ったかをメモしてください。結構な金額になるかもしれません。

また、化粧品などブランドにこだわる女性も多く、こういった支出も相当な割合を占める場合も。代替可能な安価な商品はありませんか?すぐにできる見直しとなります。

4)生活全般を見直そう。ボーナスで買いたいものはぐっと我慢を!

「ボーナスでは日頃買えないものを」というコメントがありました。確かに年に2回のボーナスで、何かご褒美を買いたい気持ちもよく分かります。
ボーナスでなければ買い替えができない電化製品などもあるでしょう。

ただ、まずは現状を打破したいところです。長い人生、目先数年我慢するかどうかで、大きく展開が変わると言い聞かせて、ボーナスはできるだけ手をつけずに、“なかったもの”と思って貯蓄をしておいてください。
夏、冬、夏…と季節が繰り返されるごとに貯蓄が増えていき、状況が改善されてから、我慢していたモノを購入する姿を想像しながら頑張ってください。

5)とにかく「収支プラス」の状況で生活維持することが最優先

小銭を貯金
【画像出典元】「iStock.com/Photobuay」

まだ年齢は20代です。それほど手取りも多くない中で、一人暮らしをしていますとギリギリの生活はある意味当然ともいえます。
その状況に気付き、何かアクションを起こさなければならないと考えているのは素晴らしいことです。
30代、40代、これからもっとお金が必要になってきます。収入が増えても浪費癖がある人はいつまでたっても状況は改善されません。

今回のご相談者さんは「ボーナスの使い方」がカギになりそうです。ボーナスは給与と違い、業績などに連動したご褒美的な位置づけです。ずっと厳しい状況で生活したくないですよね。今のうちから適切な支出、妥当な生活スタイルを追求してください。徐々に余裕ある生活が送れるようになると思います。

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