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20代に勧めたい!年末年始に読むべきお金の教養本3選

ふやす 中村 賢司

20代に勧めたい!年末年始に読むべきお金の教養本3選

【画像出典元】「iStock.com/iamnoonmai」

「お金」の知識は若いうちから身につけておきたいものです。そこで今回は、20代から身につけておきたい「お金」の知識を初心者向けに簡単に解説してくれている本を3冊ご紹介します。

実際に私も読んで、クライアントにおすすめしている本です。ぜひ皆さまも、一度手にとって読んでみてください。

1.知らないと損する 池上 彰のお金の学校(朝日新書)

池上彰のお金の学校
【画像出典元】「朝日新聞出版」

まず1冊目は、さまざまなメディアで活躍されている池上 彰さんの著書。経済のことや社会の仕組みについて、いつも分かりやすく解説してくれる池上さんが、今回はお金について解説してくれます。

そもそもお金とは何かから始まり、お金の歴史や銀行の役割、株や債券、投資信託や金投資、生命保険や損害保険、税金や社会保障制度など、若い人に最低限身につけてほしいお金の教養について、簡潔にまとめられています。

テレビ番組と同じように、とてもわかりやすく解説してくれているので、入門編としてはおすすめの1冊です。

知らないと損する 池上彰のお金の学校 

https://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=13105

821円(税込) 池上 彰(著) 出版社:朝日新聞出版(朝日選書)

2.アメリカの中学生はみな学んでいる 「おカネと投資」の教科書(朝日新聞出版)

お金と投資の教科書
【画像出典元】「朝日新聞出版」

2冊目は、アメリカで中高生向けに書かれた投資ガイドブックの翻訳本です。

銀行の役割や株式投資などについて書かれているという点では、1冊目に紹介した池上さんの本と似ていますが、これを読めば「株がどうして上がったり下がったりするのか」「そもそも株式投資の役割は何か」など、金融について具体的に学ぶことができるでしょう。

中には、投資家診断テストなどもあるので、読み進めていく上でも退屈しません。

アメリカでは中高生向けに出版されている本ですが、私たち大人が読んでも役に立つ内容です。

アメリカの中学生はみな学んでいる 「おカネと投資」の教科書

https://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=14335

1404円(税込) ゲイル・カーリッツ (著)  秋山 勝(訳) 出版社:朝日新聞出版

3.マネーという名の犬 12歳からの「お金」入門(飛鳥新社)

マネーという名の犬 12歳からの「お金」入門 
【画像出典元】「飛鳥新社」

最後の1冊は、また外国の翻訳本ですが、投資家として有名なあの村上 世彰さんが監修された本です。2000年に発表された本書は、23ヵ国語に翻訳され400万人以上に読まれている超ロングセラーとなっています。

村上さんといえば、ご自身の投資体験を赤裸々に語った『生涯投資家』(出版社: 文藝春秋)が有名ですが、この本は投資やM&Aのお話が中心でした。(この本もおすすめです!)

しかし、この本は物語仕立てでとても読みやすく、各章ごとに村上さんがまとめてくれたポイントなどもあり、とても勉強になります。

先に紹介した2冊とは違い、「何のためにお金を稼ぐのか」「お金が欲しいと思うのは悪いことか」「仕事は辛いものなのか」など、12歳の少女が一つひとつ学んでいくというストーリーです。最終的には、投資のことも理解でき、お金の入門書としておすすめの1冊です。

マネーという名の犬 12歳からの「お金」入門

http://www.asukashinsha.co.jp/bookinfo/9784864105767.php

1500円(税込) ボード・シェーファー (著) 村上 世彰(監) 田中 順子(訳) 出版社:飛鳥新社


今回紹介した3冊に共通しているのは、最終的に投資をすすめている点です。私自身投資を始めたのは30代からでしたが、20代からこれらの知識を身につけ、投資を始めることで、将来のライフプランがより良いものになると確信しています。

どれか1冊でも気になる本があれば、ぜひ手に取ってみてください。